中公文庫<br> 天使も怪物も眠る夜

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中公文庫
天使も怪物も眠る夜

  • 著者名:吉田篤弘【著】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 中央公論新社(2022/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29),中央公論新社 GW特大フェア ポイント増量!(~5/12)
  • ポイント 320pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122072886

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内容説明

めくるめく未来版「眠り姫」の物語
――吉田篤弘が挑む、かつてない群像劇!

2095年、東京は四半世紀前に建てられた〈壁〉で東西に分断されていた。曖昧な不安に包まれた街は不眠の都と化し、睡眠ビジネスが隆盛を誇っている。
そんな中、眠り薬ならぬ覚醒タブレットの開発を命じられた青年・シュウは謎の美女に出会い――。

文庫版特典として、「あとがき」と「もうひとつのエピローグ」を収録。
〈螺旋プロジェクト〉の1冊としても話題!

【電子版巻末に特典QRコード付き。〈螺旋プロジェクト〉全8作品の試し読みができます】

※〈螺旋プロジェクト〉とは――
「共通ルールを決めて、原始から未来までの歴史物語をみんなでいっせいに書きませんか?」伊坂幸太郎の呼びかけで始まった8作家=朝井リョウ、伊坂幸太郎、大森兄弟、薬丸岳、吉田篤弘、天野純希、乾ルカ、澤田瞳子による前代未聞の競作企画


〈螺旋〉作品一覧
朝井リョウ『死にがいを求めて生きているの』
天野純希『もののふの国』
伊坂幸太郎『シーソーモンスター』
乾ルカ『コイコワレ』
大森兄弟『ウナノハテノガタ』
澤田瞳子『月人壮士』
薬丸岳『蒼色の大地』
吉田篤弘『天使も怪物も眠る夜』(本作)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まあか

48
初読み作家さん。独特な雰囲気にのまれ、とても楽しく読んだ。登場人物の繋がりも面白い。読みながら、あのときのあの人、あのときのあれ、が絶妙なタイミングで再登場し、脳のあちこちが刺激される。好きな感じ♡螺旋プロジェクトのおかげで出会えた大きな収穫!時代順に読んだので、この本がラスト。綺麗に完結。あ〜読んで良かった〜!グッズプレゼントに応募します♪2023/03/10

piro

40
螺旋プロジェクト・未来が舞台の作品は、ミステリータッチの壮大なお伽話でした。2095年、南北に走る壁で分断された東京。不安な想いを抱え、不眠に悩まされる人々。何とも不穏な空気を纏ったまま進むストーリーは、登場人物が多く、いくつかのエピソードが同時に進んで行くのでちょっと混乱気味。それでも散りばめられたミステリーの種が少しずつ明かされていく様が楽しく、先へ先へと読み進める事ができました。最後はまさに「お伽話」の様なあっさり感。やや呆気ない感じでした。人々に平穏な日々は来るのだろうか?2023/04/13

hitomi.s

31
螺旋プロジェクトから。目の前にあるせまーい世界にも諍いは絶えなくて、なんなら「またかよ」と食傷しているのは慣れだ。良くない。違和感や嫌悪感は大事。歪みは、ズレになってとーんでもないことになってるのよ。実際。さて。どうする?何からやってみる??小さな行動が、何処に繋がるか先にならなきゃわからない。目の前の「1」ずつ。どれかの「1」が未来に気付かれますように。夢を見たくなる本でした。たのしかった。2023/01/25

タルシル📖ヨムノスキー

29
螺旋プロジェクト全8作品読了!最後は吉田篤弘さんの未来編。登場人物が25人以上。未来の便利道具がわんさか出てくるし、話に振り落とされないように継いていくので精一杯で、自分の想像力の無さと頭の硬さを再確認しました。何はともあれ原始から始まった海族と山族の争いに決着がついたというかいい感じに収まって本当によかった。ひとつだけ贅沢を言えば、この未来編と大森兄弟さんの原始編に繋がりがあったら、どこから読み始めてもぐるっと一周できる壮大な輪廻の物語になったのに。そこまで希望するのは贅沢か。とにかく達成感は半端ない!2023/01/05

さち@毎日に感謝♪

23
「螺旋プロジェクト」の未来の話。初読み作家さんです。登場人物が多く、読みにくさがありました。最後にそこに繋がっていくんだという展開は良かったです。2022/12/24

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