歌舞伎町モラトリアム

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歌舞伎町モラトリアム

  • 著者名:佐々木チワワ【著者】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • KADOKAWA(2022/11発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784046056634

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内容説明

15歳で歌舞伎町に足を踏み入れた現役女子大生 ライター 佐々木チワワの7年に渡る、かつてないエスモグラフィー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ホッパー

33
詩集として楽しめる一冊2025/04/28

ズー

14
今までホストやホス狂いは軽蔑というか、理解できなかったんだけど、これを読んで見え方が変わった!とにかくお金がかかるけど、これってアイドルとかの追っかけとかと変わらないじゃないか。むしろ会えて、一緒にあんなことしたりこんなことしたりできるわけだから、そりゃもう最高だよね。佐々木さんが言ってた、お金を払えばかまってもらえる場所ってのもなるほどと思ったし、無駄金使って!とか言われるけど、そのために稼いでるんだっていう言葉も納得した。おそらく私には縁はないが、なかなかこの世界を知ることができた。2023/05/11

きょん

8
えーと、何昔の話してんの、って言われるでしょうけれど、枕営業って水商売では邪道、ホストクラブは水商売の女性が息抜きに通うもの、、、って認識とは現状はかけ離れているんですね。担当を押し上げるため夜職につき、パパ活をし、時に詐欺紛いの方法で金を引っ張る。ホストも自分を思っての行為だと黙認し、応援し、時に彼女はこんなに稼げる女だと自慢する。でも「女の子」を売れるのなんて数年。だからこそ彼女たちはその数年にホストに狂い全てを賭ける。モラトリアム。それが青春。納得ずくならそれもまたよし。凄い生きざま。ガンバレ。2023/01/09

ふじこ

7
10代の頃から歌舞伎町に出入りしてきたチワワさん。かりそめの愛と札束がネオンに溶けていくこの街でいろんなことを経験し、いろんなものを失った記録。AV女優になってまで己を追い詰めても「あいして欲しかった」という言葉が担当には届かなかった女の子がいた。好きで好きで仕方なかった気持ちを込めて担当を刺した女の子がいた。今日もどこかでホス狂いが身を削って作ったお金はシャンパンの泡となって人知れず消えていく。チワワさんは本当に担当の彼のことが好きだったんだなということが伝わってきて、なんだか胸が切なくなった。2022/12/14

しげ

6
わたしがまだ女子高生だった頃、教室のすみっこで桜井亜美の小説を読んでいたときの気持ちを思い出しました。ホス狂いは、担当ホストから優しさをもらったとき「わたしは愛されている」ではなく「わたしの担当は仕事が出来る」という言い方をするところに、きゅっと寂しくなるようないじらしさを感じました。著者の文章、もっともっと読みたいです。2022/12/21

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