内容説明
神出鬼没の公務員探偵「腕貫さん」を“だーりん”と呼び慕う、美貌の女子大生・住吉ユリエ。同級生の小泊瀬海人から「親族が関わった殺人事件を題材にミステリ小説を書いてみたい」と相談され、大乗り気でストーリー作りに着手。ユリエは腕貫さん顔負けの名推理を披露するが、行き詰まって相談した腕貫さんから、ユリエに厳しい駄目出しが……!? (「ユリエの本格ミステリ講座」)
今作ではほかに、鳥遊葵、阿藤江梨子、安達真緒、水谷川刑事etc.……シリーズ既刊でお馴染みの面々も集結。喪主による殺人、連続不審死、留学生監禁など、腕貫シリーズのホームタウン櫃洗市で続発する、禍々しくも珍妙な事件の真相は!? 解説の浜崎広江さん(今井書店)も激賞の一作、乞うご期待!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
47
腕貫さんの出番が少ないとさびしい、と思ったけれどよ~く考えたらこのシリーズの腕貫さんの出番はそれほど多くない。ユリエさんが主役で腕貫さんはだーりん枠かも。『マインド・ファック・キラー』は櫃洗の英語教育は大丈夫かしらと心配になるようなエロ&バイオレンス、大富豪探偵の別荘の立場は…。気合の入った描写のわりにオチが弱かったかも?『ユリエのお見合い顛末記』が一番好き、ユリエはお祖母様似ですね。2024/03/03
ち~
24
短編4話。今回はユリエが大活躍。なので、腕貫さんが1作しか登場しなかったので物足りなかった。単純に西澤保彦さんの短編作を楽しんだっていう感じ。うち2作は20年も前の事件を解明したり、1作は意外な人物が解明したりの面白さがあった。次は腕貫さんの活躍を存分に楽しみたい。2022/12/18
hnzwd
20
腕貫探偵シリーズ第七弾。主役はもともとユリエでしたが腕貫探偵自体が登場しない話がほとんどで、、。まあ、好きなんでいいんです。表題作の逢魔が刻は良い。2022/12/28
マッちゃま
18
ホント久しぶりの西澤さん、そして腕貫さん。今回は4作品からの短編集。どれも良くも悪くも西澤氏らしいアクロバティックなチョメチョメが行われており「まあ〜な」と思わせてくれました(苦笑)本書の世界観は腕貫探偵が活躍する架空の 魔都 人殺シティ櫃洗市が舞台。実際に腕貫さんが登場するのは最終話だけという不条理さも本書の楽しみかと。個人的に解説はネタバレしている箇所もあり、読後に読まれる事をオススメします。シリーズものなので刊行順に読む事を勧めますが、気になった方は本書からいきなり読んでも大丈夫な作りではあります。2022/12/17
Urmnaf
16
櫃洗市市民サーヴィス課一般苦情係臨時出張所で市民からの相談を待つのは、腕貫をはめ、いかにも公務員然とした謎の男。本作はその第7作目で4話収録の短編集。のはずなんですが、腕貫探偵の出番はほぼなし。最後の話にちょろっと出てくるだけで、ほぼユリエの探偵譚。全く関係のない話もあり。お話自体が面白くない訳ではないが、腕貫探偵の活躍を期待するとアレレって感じ。2023/05/16
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