内容説明
世の中には、いろいろな価値観があるために、はっきりとした答えがない「正解のない問題」がたくさんあります。本書は、この正解のない問題が身近なところから、社会・世界といった大きなところまで存在していることを知り、考えるための本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
punyon
40
家族の関係性、幸せの定義、尊厳死・安楽死の問題や虐め、差別…言われてみれば、世の中は正解のない問題だらけ。そんな問題にコレクト星からやって来た8人の宇宙人たちが様それぞれの意見を交わし合う池上さん監修の子供向けの本。最後にコレクト星の王が言う「正解はないが自分なりに考えて答えを出す事ができる」その事こそが一番大事な事なのだ。そう、たくさん悩んで考えて、間違えたら直せばいい。若いうちなら、いや、大人だって、どうせ…って諦めてしまわず、考える事から逃げちゃいけない!そう、私は今も日夜戦い続けているぞ~(笑)2023/01/26
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
31
こういう考えもあるという多方面での考え方があるという事を学ぶためのもの。相手の意見を受け入れること、自分の考えを持つことが必要。学校の道徳にもよさそう。2023/09/13
spatz
12
自分の意見を持つ、ということ、そして他の人の意見にも耳を傾けるということ、子供たちと話をしながら、時々思うことがある。自分たちが教育の場で実践して教わっていないことなのだが、ディベートの訓練を私たちは受けていない。相手を言いまかすのではなく自分の意見をおし通すというものとも違う。便宜的に二つのチームに分かれ、論理的思考で説明する。たとえ自分の意見とは違っても、割り当てられた立場について考えてみるところがみそ。クリティカルシンキング、を育むという意味でも一度トライしてみる価値はあると思っている。 2022/12/02
mintia
9
子供向けの本ですが、正解のない問題に色々と考えさせられました。結局答えが出ず、問題があったときに対処するしかない。2023/02/02
える
2
物事を多角的に考えられるヒントが散らばっている。大人が読んでもおもしろい。子供にどう伝えるかのヒントになりそう。2023/05/22