内容説明
元バックパッカーの小倉ヒラクが2018年夏から8カ月かけて全国の発酵の現場を訪ね歩いた旅行記。本書『日本発酵紀行』はD&DEPARTMENTが手がけるd47 MUSEUMの企画展「Fermentation Tourism Nipponー 発酵から再発見する日本の旅ー」の公式書籍として誕生しました。発酵を通して日本の文化の深層に出会い、今を見つめなおす旅の記録。醤油、味噌、酒といった日本のソウルフードだけでなく、お菓子、漬物、激レア激ウマ発酵食品までを隅々まで歩き出会い食べつくす!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
68
日本のさまざまな発酵食品を紹介した本。著者の語り口が軽妙で読みやすい。発酵食が日本人の歴史やマインドをつくってきたと考えるとおもしろい。あらゆる意味で発酵菌は人間と共生してきたんだな。2022/12/01
さつき
65
日本にはこんなに発酵食品があるんだ!とびっくり!!味噌や醤油など予測のつくもの以外にも思いがけない物が登場しました。特に川崎大師のくず餅が発酵食品だなんて食べ慣れているのに知らなかった。群馬の焼きまんじゅうと宮崎のむかでのりが食べてみたいです。他にもぶらっと訪れてみたくなる場所ばかりで旅に出たくなります。2023/01/05
はっせー
55
1年前ほどに小倉さんの『発酵文化人類学』をよみ発酵デパートまで行った程発酵にハマった。そんなきっかけを作ってくれた小倉さんのほんをまた読みたいと思いてにとってみた。本作は小倉さんが8カ月かけて47都道府県をめぐってその土地にある発酵食品をたべたり話を聞いたりした内容をまとめたものになる。読んでいてこれも発酵食品なのか!と驚いたりこんなものも発酵させるのかと新たな気付きが多い作品であった。自分の思考までも発酵している気がした本になっている!2024/04/24
kawa
27
日本の発酵食品の生産地を旅する。琵琶湖の鮒ずしや沖縄の豆腐ようは好物。紹介される発酵食品の全てが美味しいという自信はないのだが、一度は訪ねて食してみたいと思わせる引きが強い良書。今市(たまり漬け)から会津(三五八漬け)、富山・射水(黒作り)~秋田・八森(しょっつる)~北海道・標津(山漬け)、何とも魅力的な旅路。2023/08/03
乃木ひかり
11
確かに物が豊富で困らなければここまで発酵文化は発達していなかったように思う。そして現状物が豊富で困らない、これでいいと満足している日本では新しいことやイノベーションが起こりにくく競争力が低下しているのかもしれない。飢餓感は必要。そして八丁味噌の問題。これはひどい。むかし美味しんぼで味噌が取り上げられていたが、今回もその製法だと焼くと不味くて食えない!とはならんのだろうか。2023/02/17
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