内容説明
哺乳類の進化史を語る上で最も重要なその時代を、
私たちはまだ知らない。
およそ2億8000万年前。地球上のすべての大陸がつながった超大陸パンゲアの時代。
世界を支配していたのは、「単弓類」と呼ばれる生き物たちだった。
その姿は一見、恐竜。でもこの世界にまだ恐竜は誕生していない。
では彼らは一体何者なのか?
恐竜時代が幕開けるその少し前、生態系を築いていた生き物たちの暮らしと、私たち哺乳類との関係。そして古生代ペルム紀末に起こった史上最大の大量絶滅事件の謎に迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
5〇5
4
古生代最後のペルム紀の陸上脊椎動物に焦点が当てられます。代表的なのが、表紙にもなっている背中に特徴的な大きな帆があり強面なディメトロドンです。さて、ここで問題です。この動物の仲間は次のどれに該当するでしょう。①両生類 ②爬虫類 ③恐竜 ④哺乳類型爬虫類。 正解は、いずれでもありません。「哺乳類に近縁な動物群」または「哺乳類を除く単弓類」です。一言で言い表せない動物って奥深いですよね。2023/02/23
櫛橋光
1
カンブリアモンスターと恐竜の間に挟まれて知名度が今一つな古生物達です。前2者が強烈でインパクトあり過ぎな感じなので致し方無いのかも。表紙になってるディメトロドンは映画ジュラシック・ワールドにも登場し世間に認知されたけれど、恐竜じゃないんです。ブーメラン頭のディプロカウルスなんかも超個性的。イラストはスケッチみたいな感じです。2024/03/26
くろじら
1
単弓類を主として古生代の陸生脊椎動物の概要が紹介されている。イラストも多くて読みやすい。子供向けの大昔の生きものの図鑑でもそれなりにフォローされている生物たちなのだけど、もう少し詳しく知りたいという人向けか。2023/02/13
とりとりきりん
0
恐竜やカンブリアモンスターだけではない古生物。 ペルム紀の古生物が魅力的に描写されています。2025/07/22
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