内容説明
天才歌人・藤原定家はなぜこの100人・100首を選んだのか
『百人一首』を通じて百種類の心にふれていると、
感情が自然と形づくられていく感覚を覚えることがある。
しかも、教えられるというのではなく、
ゆったりとある方向に誘われていくのだ。
これは、あくまでも芸術の力で、
絵画や音楽によって心が形づくられたり、
感動で涙がこぼれるという経験に近い(本書はじめにより)
本書は、100首の和歌、上の句・下の句それぞれを完全図解。
見るだけで歌に込められた思いを理解できます。
さらに100人が生きた飛鳥・奈良・平安・鎌倉時代の
歴史と暮らしを学べます。
『百人一首』のみならず、和歌や古典文学の入門書と
してもオススメの1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
RX78
28
息子が面白いよと貸してくれました。時代別にまとめられ、平安時代の風俗の解説もあり、今まで読んだ中で1番わかりやすいかもしれません。イラストも今風でよい。2021/03/29
あっちゃん
27
解剖図鑑というだけあって、衣装や位階、官職、尊称などの一覧もあったけど、私的には肝心の百人一首の方をガッツリ説明してほしかったかな( ̄▽ ̄)2021/08/18
びっぐすとん
24
図書館本。解剖図鑑シリーズ。百人一首の現代語訳付き解説本はたくさんあるけれど、作者の家族関係やエピソード、当時の社会、文化なとの背景も載っていて、中高生の参考書としても優れている。古語、文法の説明もちゃんとある。ただ、赤の細字(しかも小さい)が多くて老眼には辛い。本を近づけても遠ざけても読めない😭。そういう意味でも若い人にオススメしたい。2021/06/06
detu
24
落語から入った百人一首。と言っても二首だけか。ちはやふる~と瀬をはやみ~。この本、実に分かりやすいし面白い。この手の本は買って手元に置いておく本なんだろう。図書館新刊棚より。2021/02/08
鯖
21
歌の解釈、背景、当時の歴史や風俗と盛りだくさんで大満足な一冊。学生時代に丸暗記させられたから、そらで言えるけど、これ読みながら暗記したかったなあ…。百人一首に収められた天皇は8人。そのうち天智持統光孝帝以外はすべて悲劇的な失意のうちに亡くなった帝だとの指摘になるほどなあと。定家なりの供養だったんだろうなあ。崇徳院のわれてもすえにあわむとぞおもうがやっぱり一番好き。都への執念かもってあったけど、無理して上皇さまをもののけにしないでいただきたい。しかし阿倍仲麻呂の歌、いったい誰が詠み、誰が伝えたんだろうね。2021/05/27
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