講談社の翻訳絵本<br> 点 きみとぼくはここにいる

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講談社の翻訳絵本
点 きみとぼくはここにいる

  • ISBN:9784065278888

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内容説明

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「ひとり ひとり みんなで つくる世界は
きっと 息をのむほど 美しいのだから。」(訳者 内田也哉子 あとがきより)
***

●「やぁ、ぼくは点だよ! ここには友だちもいて 食べ物も 楽しいこともいっぱいある」
○「こんにちは、わたしは点です。ここには住むところも 食べるものも 楽しむことも ありません」

それぞれの環境が異なる、黒い点と白い点。
救いの手を差し伸べ、ともに生きることはできるのか?

点というモチーフを用いて、難しい移民難民問題について、お子さんが直感的に理解し考えることを促す翻訳絵本。
貧困や差別、人種、難民など世界規模の問題を「他人ごと」ではなく「自分ごと」として捉えることが求めらている現代。
この絵本は、「連帯」「共助」「思いやり」などについて話しをするきっかけになってくれます。
グラフィカルで手描きのおしゃれなデザインは、大人も楽しめる、世代を超えた一冊です。

訳者は海外在住経験もあり、樹木希林との共著『9月1日 母からのバトン』(ポプラ社)、脳科学者・中野信子との共著『なんで家族を続けるの?』(文春新書)、翻訳絵本に『たいせつなこと』(フレーベル館)をはじめ、多くの出版社で絵本などを手掛ける内田也哉子氏。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

56
子どもから大人まで、すべての人に読んでほしいと思う。それぞれの受け取り方は、いろいろだろうし、だからこそいいのだと思う。白黒のモノクロ調で書かれているが、これほど、色彩に富んだカラフルな本は、そうそうはない。そう、それは、ここで書かれている点がそれぞれ違うように、人は、みんな違うものを持っているから。いい、ただただ、いいなあ~と思う1冊。2023/05/02

chiaki

30
白と黒の点のみで表現された、デザイン性、メッセージ性の高い絵本。訳は内田也哉子さん。今の世の中が抱える貧困や差別、移民の受入れ問題に繋がるストーリー。環境は違っても、互いを受け入れ認め合う世の中になれば、世界はもっと豊かに、そして広くなるはず。そうだよ答えはもっとシンプルなはず!だって同じ人間じゃん!!2023/04/28

booklight

22
途中までは面白かったけど、なんだかオチがしっくりこない。政治臭がじゃまをする。2023/07/23

ヒラP@ehon.gohon

19
白い点と黒い点が、何を象徴しているのかを考えると、いろいろに読み取れる本です。 差別、格差、民族、ジェンダー、思想、…。 黒い点の自分には多くの仲間がいて、社会を構成しています。 白い君にも多くの仲間がいて、また違う社会を構成しています。 2つの世界が融合していく過程を、黒い点と白い点だけで、戯れるようにして表現した絵本です。 最後に、白黒半分の点が登場する所が、この本の到達点でしょうか。 わかり合うこと、認め合うこと、ともに生きることの到達点は融合です。2023/03/09

ヒラP@ehon.gohon

13
【再読】大人のための絵本2023/03/15

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