講談社+α新書<br> 悪代官は実はヒーローだった江戸の歴史

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講談社+α新書
悪代官は実はヒーローだった江戸の歴史

  • 著者名:古川愛哲【著】/川崎敦文【その他】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 特価 ¥300(本体¥273)
  • 講談社(2022/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 60pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062726900

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内容説明

幕府に対し抗議の切腹! 婚活支援も代官の仕事! 「水戸黄門」が描く江戸時代は史実と正反対!? 借金だらけの質素な生活に文句もいわず、領民の生活向上のために汗を流した真の武士――今日、代官といえば「悪代官」が定番である。頭巾をかぶり、お忍びの姿で豪商を訪れ、山盛りの切り餅(二十五両の包み)を前に、「むふふ、お主もワルじゃのぉ」「お代官様にはかないません。わっはっはっ」と「賄賂を取り放題、悪行三昧」の場面をテレビなどで見かける。これは大正時代に一世を風靡した、立川文庫の講談本『水戸黄門漫遊記』から始まるようだ。そして、昭和44年(1969)8月から始まったテレビの『水戸黄門』により、代官は完全に悪役の汚名を着せられ、世間に定着させられたのである。しかし、江戸幕府の270年わたる繁栄を支えたのは紛れもなく代官たちであり、そこには多くのドラマが隠されている。

●徳川家康も一目置いた名代官とは
●「婚活」の世話も代官の仕事?
●代官と商人の涙ぐましい関係
●江戸時代の百姓一揆は1件だけ?
●代官も直面した中間管理職の苦悩
●超多忙だった南町奉行・大岡越前
●「遠山の金さん」のリアルな姿
●時代劇には登場しない無頓着代官
●代官が行った世界初の偉業とは
●アメリカの土を踏んだ代官の無念

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆずこまめ

3
代官と言えば悪代官?お代官様かわいそう!実際のお代官様、めちゃくちゃがんばっています。そしてたいして旨味はない感じ・・・テレビドラマが史実に忠実だと思っていたわけではないけど、あまりの違いにびっくりしました。江戸時代っておもしろいかも。2011/07/09

チョコ

2
江戸時代の人物は、明治以降の政策や勝者側の都合で悪し様に書かれると、いう典型例のような気がします。もちろん、水戸黄門に出てきたような悪い人もいたかもしれませんが、それよりももっと素晴らしい人たちがいたってことも知っておかなければならないと思う。2011/06/12

いえのぶ

2
カバーの絵が良く内容を表している。水戸黄門に代表されるチャンバラドラマでは、代官といえば悪徳商人と組んで百姓や町人を搾取する悪い公務員として描かれている。しかし、本当は薄給にも関わらず住民のために尽力した代官が沢山いたという内容。何万石という領地の行政や司法を数十人で運営したのだからものすごい効率。今の世にもこんな代官がいてほしい。。2011/02/18

正垣 啓之

1
江戸時代の代官様はえらい人が多いな。いまの政治家にも見習ってほしい人がたくさんいまね。2012/01/14

1
歴史雑学系としては、期待した通りの内容だった。ただ欲を言えば、江戸初期からの組織の変遷をもっと詳しく解説して欲しかった。2010/12/28

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