NHK 子ども科学電話相談 ものの見かたが変わる 10歳からのQ&A

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NHK 子ども科学電話相談 ものの見かたが変わる 10歳からのQ&A

  • ISBN:9784140819203

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内容説明

人間ってなんだろう? 「うたがう力」を育てる18の対話

「少数派の人たちがいじめられるのはなぜ?」「50年後、人間に残る仕事は何?」「人間よりかしこい生き物はいるの?」――NHKラジオ「子ども科学電話相談」に寄せられた「人間にまつわるギモン」に、各分野の専門家は何を答え、どう問いかけたか。自分を見つめ、やわらかな思考力を育む、親子で楽しめる1冊。

●回答者の先生 
動物の先生 小菅正夫(札幌市円山動物園参与)
動物の先生 成島悦雄(元・井の頭自然文化園園長/獣医師)
昆虫の先生 久留飛克明(非営利団体 昆虫科学教育館館長)
昆虫の先生 丸山宗利(九州大学総合研究博物館 准教授)
天文・宇宙の先生 永田美絵(コスモプラネタリウム渋谷 チーフ解説員)
科学の先生 藤田貢崇先生(法政大学 教授)
心・体の先生 大日向雅美先生(恵泉女学園大学 学長)
心・体の先生 篠原菊紀先生(公立諏訪東京理科大学 教授)
プログラミングの先生 岡嶋裕史先生(中央大学国際情報学部 教授/学部長補佐)
ロボット・AIの先生 坂本真樹先生(電気通信大学 副学長)
ロボット・AIの先生 高橋智隆先生(ロボットクリエーター、株式会社ロボ・ガレージ代表取締役社長)

【主な内容】
第1章 「自然」 ――進化するのは幸せなこと?
人間よりかしこい生き物はいるの?/なぜチンパンジーは人間にならなかったの?/なぜ、虫は存在するの?/宇宙は何色ですか?
コラム:「人が動物に学べること」

第2章 「人間」 ――人間ってなんだろう?
どうしてネガティブな人と、ポジティブな人がいるの?/少数派の人たちがいじめられるのは、なぜ?/人はなんのために生きているの?/友だちと同じものが好きだとうれしいのは、なぜ?
コラム:「人間関係とSNS」

第3章 「心」 ――科学は知っている?モヤモヤの答え
自信がなくて、いろいろな挑戦をすることに不安がある。どうしたらいい?/人はなぜウソをついてしまうの?/「いい子」「悪い子」のちがいって何?/感情がコントロールできなくなるのはどうして?/どうして人はストレスを抱えるの?
コラム:「孤独との向き合いかた」

第4章 「人工知能」 ――未来はどこまで見えている?
50年後、人間に残る仕事は何?/AIやロボットに頼ってばかりいると、人間は退化するの?/人間とロボットは結婚できる?/AIに善悪の判断はできますか?/どんなAIがいちばんかしこいの?
コラム:「AIは人の気持ちに寄り添えるか」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

44
ラジオで時々聞いては楽しんでいる相談室。時には笑えて、時には深く心を揺さぶられる質問と回答が本になりました。虫好きには丸山先生の回答に「うんうん、先生ありがとう!」とうなずき、宇宙の質問には広大な世界に思いをはせ、宇宙のかたちについて娘と議論になり(私はドーナッツ状、娘はひも状を支持)、大日向先生の言葉に背筋が伸び。家族で色々なことを考えるきっかけをくれる素晴らしい番組であり、本でした。面白かった!2023/11/15

spatz

9
自然・人間・心・人工知能 という章立てで、質問に専門家の先生がた対話という形で向き合う。 子供の問いに答えること、はおうおうにしてとても困難な場合が多い。: 回答する先生が複数の場合もある。これは、一つの問いに多角的に光を当てるということにもなっている。一つの問いに正解が一つあるわけではない。未来に向けての問いでもある。たくさん考えること、未来を担う子供達のために。 人工知能AI関係の問いが多いのも昨今の世相をうつしていると感じた。 #NetGalleyJP2022/12/02

遠い日

5
子どもたちの素朴でストレートな質問、疑問に、それぞれ専門家の先生方ががっぷり四つで答える。子どもらしい「どうして?」は多岐に渡り、先生方の答えもそれぞれ少しずつ方向性が異なっていておもしろい。答えはひとつじゃないところがいい。いわば、考える道筋が見えて、それでこそ「ものの見かたが変わる」のだと言えましょう。2023/01/17

Eri

4
娘小5図書館。 すごく良かった! 最初の質問から先生の答えが3つあって、いろいろな違った答えや考え方があっていいんだ!と思わせるし、子どもの疑問に否定せず真剣に対応してくださっているのも良い。 大人が読んでも、しみじみと沁みます。 宇宙ってベージュなのか!!2023/04/10

せきおにいさん

1
一気読み。 誰もが幼い頃に一度は抱いたであろう『素朴であるが、どうしても答えの出ない疑問』。ほとんどの人はうやむやになっていつも通りの日常に戻り、忘れて大人になるが、この本に出てくる大人たちは子どもたちと同じ目線に立ち、真剣に疑問に向き合って答えている。 素朴な感性を忘れないように生きていく必要を再認識させられた。2022/12/30

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