岩波新書<br> 女のからだ フェミニズム以後

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岩波新書
女のからだ フェミニズム以後

  • 著者名:荻野美穂
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 岩波書店(2022/11発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784004314769

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内容説明

1960―70年代の女性解放運動のなか,「女のからだ」をめぐる諸問題――性・生理・生殖・妊娠や中絶を,恥や非難を恐れず語り,知識を獲得し,女たちは自らの意識変革を経験した.市場商品と生殖技術の溢れる選択肢という新たな難問に立ちすくむ今こそ,「からだをとりもどした」あの時代を振り返ってみよう.

目次

はじめに フェミニズムと女のからだ
第1章 女の健康運動 一九七〇年代のアメリカ
1 女と医療をめぐる状況
2 何よりも中絶の自由を レッドストッキングス
3 女をモルモットにするな ピル、DES、ダルコン・シールド
4 自分の子宮口を見てみよう スペキュラムとデル・エム
5 「こちらはジェーンです」 伝説の中絶地下組織
第2章 地球を旅する本 『私たちのからだ・私たち自身』の軌跡
1 「それはこんなふうに始まった」 起源の物語
2 OBOSの魅力とは何か
3 国境を越えて
4 二つの日本版OBOS
第3章 日本のウーマン・リブと女のからだ
1 リブの誕生
2 優生保護法をめぐる対立
3 ピルへの複雑な思い
4 女のからだの日常から
第4章 一九八〇年代の攻防と、その後
1 優生保護法改定運動の再浮上
2 改悪反対運動の広がり
3 富士見産婦人科病院事件
4 富士見病院事件と女のからだ
5 阻止連と障害者運動
6 女のためのクリニック活動
第5章 生殖技術という難問
1 産むための技術の焦点化
2 不妊とフェミニズムの関係
3 生殖技術と日本の現状
4 アメリカの生殖資本主義
おわりに 女のからだは誰のもの
主要参考文献
図版出典一覧

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