内容説明
調子が悪いとき、「気持ちの問題」などと言われることがある。だけど心のはたらきは、実は脳が生み出す生理現象に過ぎない。あいまいで実体のなさそうな心を「脳科学」から捉えなおして、悩みにとらわれすぎない自分になろう。
目次
はじめに/第1章 心ってどんなもの?/気持ちや心は科学的な現象/人類は心というものをどのように捉えてきたか/心理学のはじまり/切り口は学問によってさまざま/脳科学の幕開け/脳の地図/脳科学を進歩させた技術発展/第1章のまとめ/第2章 脳ってどんなもの?/脳というハードウエア/神経は情報を伝える通り道/脳細胞のかたちとはたらき/刺激が脳へ伝わるまで/脳は四六時中はたらいている/脳はどのような物体か/脳の機能分担/第2章のまとめ/第3章 心を生み出す脳のはたらき/シナプス伝達──情報の質を変換する/広範囲調節系──脳全体のモードチェンジ/ノルアドレナリン──脳のアラートシステム/セロトニン──心のバランスを保つ/ドーパミン──脳の「やる気スイッチ」/アセチルコリン──学習や記憶に重要/体と脳の連携プレー/第3章のまとめ/第4章 心が病むってどういう状態?/メンタルの不調ってどんなもの?/脳のはたらきが過剰になっている状態/要因その1:脳の疾患/要因その2:遺伝的な問題/要因その3:モノアミン仮説/要因その4:その他の内因性/要因その5:ストレス/第4章のまとめ/第5章 心を守る心のはたらき/喜怒哀楽ってなに?/感情とは情動の解釈である/悲しいから泣く? 泣くから悲しい?/ハッピーを生み出す脳のしくみ/報酬への期待とモチベーション/やり過ぎた報酬系の末路/統合失調症との関係/依存症と行動嗜癖/承認欲求の落とし穴/社会との関わりと自己実現/心が壊れないための防衛システム/挫けない心のメカニズムを解明したい/第5章のまとめ/第6章 「気の持ちよう」と考えてしまうワケ/自分を傷つけられるのは自分だけ/偏った思考、歪んだ認知/あらゆるものに心を感じるバイアス/認知の発達/そもそも記憶の仕方にクセがある?/催眠と気持ちの問題/「気の持ちよう」にご用心/第6章のまとめ/第7章 「気の持ちよう」をうまく利用する/プラセボ──予測と注意に変化をあたえる/「自己肯定感」と「自己効力感」/成功体験を共有する仲間と未来の話をする/脳を活性化させるひとり旅のススメ/マインドフルネスの科学/認知の歪みを改善する/あるがままを受け入れるということ/認知を可視化する/第7章のまとめ/第8章 「わたし」ってなんだろう/「気の持ちよう」を再考する/心と体は分けられない/「人間らしさ」とは何か/変化し続けることこそが心のはたらき/「自分が自分である」となぜわかるのか/「わたし」とは「個人的な経験そのもの」/おわりに/参考文献一覧
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
morinokazedayori
ホシ
どら猫さとっち
大先生
乱読家 護る会支持!
-
- 電子書籍
- さわらぬふたりはナニをする 4巻 ヤン…
-
- 電子書籍
- 魔法科高校の劣等生 夏休み編 【タテス…
-
- 電子書籍
- 女神寮の寮母くん。【分冊版】 14 角…
-
- 電子書籍
- すれ違いのクリスマス【分冊】 6巻 ハ…




