宝石の国(12) 特装版

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宝石の国(12) 特装版

  • 著者名:市川春子【著】
  • 価格 ¥3,300(本体¥3,000)
  • 講談社(2022/11発売)
  • ポイント 30pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065297339

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内容説明

全176ページのハードカバー上製本付き特装版。
月世界での宝石と月人のパーティの日を記録した、
モノクロ写真集のような一冊に。
イラスト、デザイン、テキスト、冊子の仕様決定は
すべて作者が手掛けています。

宝石たちは、フォスに誘われ月に向かった者たちと、地上に残り、金剛先生と新たな関係を築こうとする者たちにわかれていた。フォスは月人の軍勢と月の宝石たち数名を連れて地上に降り立ち、地上の宝石たちを粉々にしていき、学校内部へと進む。内部で待ち受けていたのは、ユークレースとジェード、そしてーー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うさぎや

6
月での希望と地上での絶望、そして等しく与えられる無。でもほんとうにこれでいいの?2022/11/22

KAKO

4
ひゃ~、すごい話だよ。あまりの時の流れにぼぉっとなる。スケールが違う。新刊が出るたびに、最初から読み直していたが、今回は11巻から読み直し。この話、最後はどうなるのかな。いろいろなことがはっきりした12巻だった。それにしても、フォス…。2023/02/13

真霜

3
きみはついに「特別」になったのだ。人間として存在し始めるフォスはかつての仲間たちを次々と破砕していきます。金剛に祈らせるために、自分という理由を証明する為に。エクメアの本当の名前も明かされつつ、物語は佳境へと突入します。そしてかつては戦いの日々に明け暮れていた宝石と月人は互いに手を取り合い、個体差は薄れ淡く溶け合う姿へと。一万年という長い時間の檻にひとり閉じ込められたフォスとの対比があまりにも残酷でした。いよいよすべてを飲み込んだフォスが祈る中に救いはあるのかとはらはらしてしまいます。2022/11/30

azi_tarou

2
表題をかなぐり捨てて、遥か彼方まで遠ざかってしまった寂しさとやるせなさを感じる。かつて愛着を抱いたキャラクターたちはアイデンティティを脱ぎ捨て、約束された無の到来までパーティーに興じる。着飾るのはかつて自身の身体だった宝飾品。どこまでも豊かで満ち溢れ、無常でグロテスクな月での暮らし。一万年の狂騒と孤独はたった数話に圧縮され、この巻のラストに「宝石の国、完!」と掲げられても納得せざるを得ないし、逆に「ここからが真の宝石の国だ!」と言われても否定できない。もうあの頃の面影は全く無い。誰だろう。かわいいね。2024/04/29

NOJI

2
つらいつらいつらい。 救ってあげたい。2022/11/24

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