日本経済新聞出版<br> 企業価値創造を実現する 人的資本経営

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日本経済新聞出版
企業価値創造を実現する 人的資本経営

  • ISBN:9784296115167

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内容説明

ヒトこそ価値の源泉、最重要資本である!

「国際規格ISO 30414」
「人材版伊藤レポート」
「サステナビリティ報告」……
SDGs時代のグローバル標準に対応した人材マネジメントとは?
味の素、エーザイ、オムロン、花王、ソニー、SOMPO HDなど先進企業の取り組みも紹介しながら、その基本を実践的に解説。

◇「金融資本主義」から「人的資本主義」へ
 「人権尊重」「人本主義」など、「人財」に価値を置く経営が世界的潮流となり、ESG投資における評価でも重要な要素となっている。特に注目を集めているのが、価値創造に貢献する人財に投資し中長期的な企業価値の向上につなげる「人的資本経営」(Human Capital Management)である。
 2008年のリーマンショックを契機にその重要性が強く認識され、「金融資本主義」から「人的資本主義」へのパラダイムシフトが叫ばれることとなった。

◇「人的資本」重視と情報開示は世界の常識に
 こうした流れを加速しているのが、人的資本に関する情報開示のトレンドである。ISOが国際標準ガイドライン「ISO 30414」を公表。米国では2020年11月より上場企業の人的資本開示が義務化された。
 実際、欧米では既に人的資本経営に大きく舵を切る企業が続出。日本もこうしたトレンドと無縁でいられるはずはなく、具体的対応を開始する先進企業が出始めている。
 本書は、人事革新の実践に定評ある筆者が、企業が直面する「いま・ここ」を俯瞰し、企業価値創造に向けた「これから」の経営の要諦を予測。その実現に向けた「あるべき姿」を提示する、経営層・人事関係者必携の一冊である。

目次

はじめに 加速する人的資本経営

第1章 いまなぜ「人的資本経営」か?

第2章 人的資本開示の潮流

第3章 人的資本経営におけるデータ活用

第4章 人的資本経営にHRテクノロジーを実装する

第5章 先進企業にみる人的資本経営の現在

第6章 人的資本経営の実践に向けて

おわりに 人材が競争力の源泉であり続けるために

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

じゅんぺい

2
これからの人財の仕事の全体像を把握するにはうってつけの本。自身のパーツの仕事を当てはめながらあと何をすべきなのかを考えていきたい。人を資産、人件費は負債という思考ではなく、投資対象の資本としてどう扱うか。投資するための金の確保と、価値算出が鍵となる。2023/03/30

Jun Morita

1
人材を人的資源、コストではなく資本として捉え投資を行いその価値を高める事で企業価値の向上に繋げる、というのが人的資本経営の大きな考え方であり、企業のパーパスやビジョンの達成に向けて必要な人材のスキルなどの確保のために戦略な人材育成を行うことが重要であるということか。ダイバーシティやインクルージョン、個人レベルの詳細なスキルの把握と、リスキリングも含めた育成計画、従業員エンゲージメントの向上などこれからの企業の人材戦略に求められるであろう事項を色々学ぶ事ができると思います。2023/02/20

Fred

1
最近の経営バズワードの一つ「人的資本経営」の概要を理解するための教科書。具体的に何をするかは各社が詰めていく必要があるが、世の中の潮流と求められている基準のイメージはつけられると思います2023/02/21

お抹茶

0
現在の経営や人事業界のバズワード・人的資本経営の重要性を,経営企画現場での実践を見据えて解説する。SDGs,Z世代,ジョブ型,パーパス経営,戦略人事など,最近の人事のトレンドを把握できる。全社員一律人事から個別社員最適人事へのパワーシフトは,多様性を重視した処遇への転換。ジョブ型雇用・人事のトレンドは慣れ親しんだ日本的経営や雇用の在り方を大修正し,日立のように「一人称で未来を拓く」覚悟が必要。2023/10/02

ととととと

0
頑張って読んだ…ことになったけど、後半はサラ〜っとページをめくってしまった…自己嫌悪2023/06/04

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