幻冬舎単行本<br> 「ずる賢さ」という技術 日本人に足りないメンタリティ

個数:1
紙書籍版価格
¥1,650
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

幻冬舎単行本
「ずる賢さ」という技術 日本人に足りないメンタリティ

  • 著者名:守田英正【著】
  • 価格 ¥1,485(本体¥1,350)
  • 幻冬舎(2022/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 390pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344040540

ファイル: /

内容説明

これからの世界を生きる、すべての日本人へ!

バカ正直では、世界で勝てない。
日本代表のマエストロ(指揮者)が明かす、
勝利への抜け道。

歴代日本代表監督が指摘し続けた
日本人に足りない「ずる賢さ」の正体。

「日本人は車が来ないのに赤信号を渡らない」フィリップ・トルシエ
「勝つためにずる賢くなれ」
イビチャ・オシム
「日本にはマリッツィア(イタリア語のマリーシア)が足りない」
アルベルト・ザ ッケローニ 
「日本人にはピカルディア(スペイン語の抜け目なさ)がない」ハビエル・アギーレ
「日本にマラン(フランス語のマリーシア)を植えつけたい」ヴァヒド・ハリルホ ジッチ

※「マリーシア」:「ずる賢さ」を意味するポルトガル語

1章 「ずる賢さ」こそ最強の武器
無名の落ちこぼれが「ずる賢さ」で成り上がった
ピッチ上では「役者」になれ
努力してないフリで差をつける
人の努力量から未来を計算し、サンプルにする
チームメイトはあえて褒めて油断させる
「家族」がやられたら、やり返すのは当たり前
大学時代に自分に課した「恋愛禁止」
食事会で言われた「こんなおもろない大阪人、おるんや」
三笘薫を止める方法
「見えていないフリ」をして逆を突く
ビルドアップは正確なトラップができれば余裕
わざと「ダメ選手」のフリをする
スルーパスは目線と体の向きで「騙す」

2章 「ずる賢さ」を自己管理に使う
悪ガキのセルフコントロール術
「自分ツッコミ」で人生は変わる
ここぞという場面で緊張しない方法
W杯最終予選でさえ緊張しなかった理由
オーストラリア戦前日の話し合い
W杯で気をつけるべき注意点
フェネルバフチェ移籍破断の真相
スポルティング移籍を巡る大混乱
「リトル本田」VS「リトル守田」

3章 自分を捨てないために、学びは捨てる
「学び」は使い捨て
いらない情報は聞き流す
聞いてるフリして聞き流す
捨てたあと、本当にいらないのかを考え直す
「他の選手になったつもりでプレーする」という学習法
中村憲剛さんからのアドバイスでも自分で思考して判断する
ポルトガル移籍で気づいた、嫌いだった監督の真意
教えてもらった恩義は永遠

4章 川崎フロンターレが「ずる賢さ」を進化させた
自分の序列が一番下になる場所を選ぶ
練習参加で受けた衝撃「俺が一番下手や」
「止める・蹴る」基本の習得に2年間かかった
「止める・蹴る」は無意識にできるようになるまで磨く
憲剛さんが教えてくれた「あえて動かない」
フリーの概念を変える

5章 サッカーの「公式」をつくる
クレジットカードの16桁を暗記している
ポルトガルでピッチ上の監督になった
日本人の僕がポルトガル人DFに「サッカーの公式」を教える
状況A:相手が1トップと1トップ下でプレスをかけてきた場合
状況B:相手2トップが「出る役」と「絞る役」を交互にする場合
【方法1】アンカーが相手より先に中央のいい位置へ動く
【方法2】相手の読みを逆手に取り、アンカーが中央でターン
状況C:相手2トップが両方とも前に出てきた場合
状況D:相手が4-3-1-2でプレスに来た場合
心得1:きれいな三角形をつくらない
心得2:なるべくボールをピッチ中央に置く
心得3:マークの担当を決めさせない
心得4:こいつにボールを持たせたら危ないと思わせる
心得5:マークがどこまでついてくるか探る

6章 「ずる賢さ」の原点は中学時代
「デスマッチ」で磨かれたずる賢さ
発声練習で身についたコーチング力
返事をしなかったら罰走10周
中2であと一歩届かなかった全国
全国3位・涙の笑顔写真
仲間のセレッソ行きで芽生えた反骨心
兄から言われた「今すぐ高校辞めろ」
父からの言葉「その気になったら何でもできる」
父の背中

7章 あえての「ユルさ」が集中を作り出す
試合に負けたらファストフード爆食い
タバコに逃げるときもあった
親の仕送りでパチンコ
チーム一のはぐれ者と意気投合
他業界の友人からエネルギーをもらう
運転免許失効の教訓

8章 少し危険な「本番モード脳」の作り方
カフェインで脳をギンギンにする
集中しすぎると視界にモヤがかかる
練習でも勝負の日はカフェイン投入
氷で両脇や膝裏を冷やす
「お守り」になった母の涙

9章 日本サッカーの常識はヨーロッパでの非常識
日本ではなかった「足がつる」という感覚
スポルティングの強度が高い理由
3-4-2-1のプレスの約束事
攻撃時の非対称ローテーション

10章 日本サッカーの理想像
森保監督の柔軟なチームづくり
川崎スタイルで勝負できるか?
一流クラブを徹底的にコピーするのも手

11章 カタールW杯で日本が勝つ方法
ドイツ遠征で見えた日本の勝ちパターン
みんなで分析したドイツの弱点
ドイツが嫌いなのはカウンター
必ずグループステージを突破する

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Die-Go

34
図書館本。サッカーW杯カタール大会で日本の中盤に君臨し、遠藤航と共に閉める役と水を運ぶ役を同時にこなした猛者・守田英正。彼の語る言葉は「マリーシア」に代表されるずる賢さだけではなく、戦いに臨むメンタリティーを惜しみ無く披露してくれる。★★★★☆2023/01/22

TAKA0726

12
日本人は指示通りにプレーできるがしたたかに相手を出し抜く「マリーシア」(ずる賢さ)が苦手。たとえ味方がわざと倒れても本気で全員で審判に抗議に行けばその後のジャッジが有利になるかもしれない。ピッチ上では役者になる。努力してないフリが差をつける。人の努力量から未来を計算しサンプルにする。チームメイトは敢えて褒めて油断させる。チームは家族、家族がやられたらやり返すのは当たり前。緊張は非日常でしか味わえない特別な感情。学びは使い捨て。いらない情報は聞いているフリして聞き流し、捨てたあと本当にいらないか考え直す。 2023/01/09

mitsu44

8
ワールドカップを戦う日本代表の守田選手。パラパラっと読んだだけですがかなり面白かった。サンタクララでチームメイトにサッカーの公式を教えた話、フェネルバフチェ移籍破談やスポルティング移籍。ビッグクラブであるスポルティングの違いや初のCL、トッテナムの止め方。そしてドイツ代表戦の想定などなど。面白すぎた2022/12/04

なんべん

6
ほんとは悔しいのに余裕な表情をするなど、何事も飾らずにありのままをさらけ出している本。なので、逆に嫌な人ではないというか、ほんとはこう思われてるんだろうなぁと覚悟して対峙できるのかな。普通の情熱的な本でもなく、意外で、でも読んでて面白かった本。2023/11/19

テルヒオ・ラモス

6
日本人の美徳とは真逆の「ずる賢さ」をテーマに守田選手の価値観が書かれた本。マリーシアは試合中に痛がったり、審判を味方につけるような技術だと捉えていた。しかし本当のずる賢さとは、競争を勝ち抜くために、常日頃から実践しないと意味ないのだと感じた。 実際、守田選手は上達するために、手段を選ばない判断をしており、そういった割り切りが必要なんだなと学べた。2023/07/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20387911
  • ご注意事項