創元推理文庫<br> 世界のはての少年

個数:1
紙書籍版価格
¥1,100
  • 電子書籍
  • Reader
  • 特価
  • ポイントキャンペーン

創元推理文庫
世界のはての少年

  • ISBN:9784488539030

ファイル: /

内容説明

子ども9人と大人3人を乗せた船が、スコットランドのヒルタ島から無人島へと出航した。孤島で海鳥を獲る旅が、この島の少年たちにとっては、大人への通過儀礼なのだ。だが、約束の3週間が経っても、迎えの船は一向に姿を現さず、このまま島から出られないのではないかと、不安が皆の心を蝕み始める。そんななか年長の少年のひとりクイリアムは、密かな決意を胸に、希望を捨てることなく仲間を励まし、生きのびるために闘うのだった。果たして迎えは来るのか? カーネギー賞受賞作。YAの名手が実際の事件をもとに描いた、勇気と成長の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

to_chan

10
十五少年漂流記と蝿の王、どっちの路線かなあどきどき……→蝿の王でした。 狂気と過酷な自然がシンクロする描写が壮絶すぎてむせる。 元になった史実が盛大なネタバレなので検索してはいけない!2023/04/19

ツバサ

8
設定や登場人物が魅力的で序盤は楽しめたが、中盤以降が読みづらかったです。2022/12/13

うー。

2
時間はかかったけど、読めてよかった。読みにくさを感じたりもしたけど、読めてよかったとしみじみ思った本。不思議な魅力のある本だった。読みにくさは、情景の描写が多くて感情の描写がないからかな。感情移入がしにくかった。幼い子どもはともかく、大人の方がもろいという皮肉。そして、救いのない状況だからこそ、人が物語を求める切実さが伝わる。ひとに物語を聞かせることができるのは、特殊能力なのかもしれない。人には想像力がある。なにか支えがあると、人は強くなる。「本当のこと」が書かれていると思った。2023/08/26

かーんたや

1
おそらく鳥といっしょに暮らしていると、自分の一部は鳥に変わっていくんだろう。石を投げつけられて当然の鳥に。2024/04/04

道草はむ

1
極限状態の中で少年たちのコミュニティはどう変化するか。強いリアリティを感じられた。面白かったし、素晴らしい作品。2023/11/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20378734
  • ご注意事項