徳間文庫<br> 時代小説アンソロジー てしごと

個数:1
紙書籍版価格
¥825
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

徳間文庫
時代小説アンソロジー てしごと

  • ISBN:9784198947972

ファイル: /

内容説明

働く女性たちはいつの時代も美しい。
人気作家六人による時代小説競演


己の腕と業で生きる道を切り開く
おんな職人たちの凛とした姿を活写

豊富な知識と聡明さで人々の悩みをときほぐす薬師・真葛(まくず)。
亡き母の仕込みを継ぐ色酢の麹造り職人・沙奈。
木肌の魅力に惹かれ根付職人に弟子入りするおりん。
妹の亥(いの)とともに秩父の峠で茶屋を切り盛りするそば打ち職人・蕗(ふき)。
その身に霊を降ろす「口寄せ」を使う市子。
身体のみならず心の凝りもときほぐす揉み屋・絹。

時代小説の名手六人が女性職人の凛々しさを
巧みな筆致で活写した傑作時代小説アンソロジー。

【収録作】
春雀二羽 澤田瞳子
藍の襷 志川節子
掌中ノ天 奥山景布子
姉妹茶屋 西條奈加
浮かれの蝶 小松エメル
おもみいたします あさのあつこ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

141
女性職人を描く6話の時代小説アンソロジー。お初の作家さんはいないのに出典がわからない・・どこかで読んだ?(日に日に記憶が怪しい)奥山さんの根付け職人・おりんが好きだ。あさのさんの『おもみいたします』は丁度これから単行本を読むのでそれも楽しみに読んだ。2022/11/27

yukision

52
江戸時代の働く女性を主役に据えた,6人の作家さんの時代小説アンソロジー。薬師,麹職人,根付職人,そば打ち職人,「口寄せ」を行う霊能者,揉み屋の6人の女性が,ある者は親から継いで,ある者は自ら選び取った仕事にひたむきに向き合う。どの話も真っすぐで清々しい。2024/06/22

けやき

44
江戸時代の女性職人の仕事描くアンソロジー。あさのあつこさんの「おもみいたします」がベスト。奥山景布子さんの「掌中ノ天」もよかった。ただこのアンソロジーは収録作の出典などの情報がないのが残念でした。2023/04/29

ほう

30
6人の女性作家さんの短編集。あさのあつこさんの「おもみいたします」が良かった。主人公の疑心暗鬼が伝わってくるような描写。あさのさんの時代小説は、初めて読んだような気がするので、また見つけたら読もうと思う。2024/09/23

ひさか

25
6つの短編を2020月1月徳間書店から「てしごと おんな職人日乗」として刊行。2022年11月徳間文庫化。やられた。単行本で既読だった。藍の襷、掌中ノ天なんかは、シリーズ化してほしい内容なのだか、単発で終わってしまったようだ。アンソロジーから育ったのは「おもみいたします」だけかな?2023/01/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20334744
  • ご注意事項

最近チェックした商品