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内容説明
広告は産業革命以降の大量生産・大量消費の申し子だ。大量生産・大量消費のエンジンとして長年その役割を果たしてきたが、量や規模の経済が明らかに終焉を迎えようとしている今、その役目を終えようとしている。では、広告が終わったかというと僕はそうは思わない。――広告から“公告”へ。日本の広告界のレジェンドが、自らのクリエイティブを振り返りながら、広告の未来を熱く語る。山口周氏との対談を収録。解説・河尻亨一氏。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
33 kouch
30
公告という概念が洒落が効いている。単なるマスに向けた大量訴求では通じない。価値を伝える公共のための「公告」になっている。クレームが来るCMはクレームの内容そのものより前提としてつまらないというところにある。これは何についても言えることだと思う。ネガティブアドバンテージという発想が印象的。閃きは確かに突然降ってくる訳でない。日々の知識や姿勢の累積、その賜物。とは言え先入観や偏見に満ちていては害悪。ネガティブアドバンテージの大切さを知るととともに、どんな新しいことでも自分を信じて何でもチャレンジしようと思えた2025/04/13
リットン
13
著者は広告業界のレジェンド的な人なのかな。あまりそういうのに関心がないから知らなかった。広告そのものはあまり興味ないけど、一流と呼ばれる人の言葉は勉強になる。本書で引用されていた物理学者の小柴さんの勘を養うために毎日とにかく勉強してる、という言葉は、何歳になってもそういう学ぶスタンスが大事なんだなぁと改めて感じて印象的だった。2023/01/05
Yappy!
8
なんとはなしに、知っている広告があるかもしれない、たったそれだけ理由でレジへ。そういう仕事に絡むこともあり、とりあえず。なんとあの有名なCMを作った人だとは。 Pro bono public という帯の言葉にも、公 という感じにもなにかありそうな感覚。 自分の好きな分野の専門家まで引用されるあたり、こういった人はなんだかんだ膨大な知識を日々吸収しようとしているな、そういう人じゃないとアウトプットできないなと再認識。 日本人に”Public”の意識が薄い、無いといのは普段から自分も言っているためとても共感。2022/12/13
Akiro OUED
4
宣伝とは、商品の良さを世に訴求することで、広告は社会物なのだという。なるほど。資本論では、その昔、スーパードライとラガーの売れ行きで生じた顕著な差を説明できない。流通と広告が、商品にX価値を付加した結果なのだろうが、労働価値説は、宣伝の価値をどのように評価するのか。駄本。2024/08/26
Kano Ts
4
登録されたので遅ればせながら登録。仕事への向き合い方が素敵な方だと思う。2022/12/18
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