内容説明
弁護士のための、マンガでわかる実務の落とし穴！
「史上最悪」を知れば、どんなトラブルも怖くない！
依頼者と相手方の感情が激しくぶつかる離婚事件。
新人・若手弁護士にとっては法律面はもちろん、
依頼者の感情面にも注意を払わないと、実務で痛い目に遭ってしまいます。
本書では、法律相談、依頼者対応、証拠集め、調停、訴訟、そして和解……と、
事件処理の各段階で、主人公・梶弁護士に１３の災厄が襲いかかります。
追い込まれる梶弁護士は、無事に事件を終わらせられるのか？
弁護士兼漫画家が描く、離婚事件の注意点・トラブルの詰め合わせ！
フィクションで「史上最悪」を知ることが、あなたの免疫になる！
目次
災厄１ 前途多難な法律相談
第１話 依頼者からの無茶な要求
第２話 異性トラブルは弁護士・依頼者にも起こる？
第３話 離婚届の偽造は犯罪です
第４話 依頼者の真意を見極めよう
災厄２ 受任時の注意点
第１話 依頼の範囲は？ 交渉？ 離婚まで？ 明確に
第２話 支払い能力はあるか
第３話 法テラスの利用
第４話 受任を断る選択肢もある
災厄３ 相手方との交渉
第１話 交渉開始時期を見極める
第２話 別居すべきか同居のままで進めるか
第３話 裁判外解決手段（ADR）
災厄４ はかどらない証拠集め
第１話 ＤＶの証拠がない！
第２話 不貞の証拠もない！
第３話 友人の証言は証拠になるの？
第４話 役に立たない証拠
災厄５ 執行のための準備
第１話 慰謝料・財産分与・婚費請求
第２話 配偶者の資産状況は
第３話 外堀を埋めていこう
第４話 優先なのは離婚か金か
災厄６ まだ続けられるＤＶ
第１話 これもDV
第２話 依頼者を避難させよ
第３話 追ってくる配偶者
第４話 やられたら証拠に利用
災厄７ 進まない調停
第１話 相手方に離婚の意思はなし（引き延ばし）
第２話 調停委員が復縁をすすめる
第３話 無意味な調停は打ち切るべき
第４話 調停後に相手方が待ち伏せしていた！
災厄８ 弁護士への攻撃
第１話 「弁護士が妻をそそのかした」
第２話 恐怖のあまり弁護士を裏切る依頼者
第３話 怒りのあまり、配偶者が事務所に押し入る
第４話 全部証拠にしてしまおう
災厄９ 訴訟上のトラブル（１） 相手方からの請求
第１話 逆に慰謝料・婚費を請求された
第２話 同居を要求される
第３話 破綻の原因は依頼者の側にあると主張
第４話 依頼者の精神的負担へのケア
災厄１０ 訴訟上のトラブル（２） 相手方の提出証拠
第１話 依頼者の不貞が発覚
第２話 依頼者から聞いていない証拠が出された
第３話 依頼者はなぜ嘘をつくのか
第４話 依頼者が信頼できない
災厄１１ 訴訟上のトラブル（３） 財産分与
第１話 「こんなに金がないはずがない」
第２話 思い出の品を人質に取られた
第３話 家事労働の評価
災厄１２ 和解で波乱
第１話 裁判官からのあり得ない提案
第２話 譲れないラインと譲れる範囲
第３話 相手が金額の話を出してきたらチャンス
第４話 絶対に入れたい条項
災厄１３ 離婚成立後……
第１話 「望んでもいないのに弁護士に離婚させられた」
第２話 離婚後の相談者からの要求（そこまでは引き受けていない）
第３話 懲戒請求された
第４話 さらなる『史上最悪へ』…
