Chatter(チャッター)―「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法

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Chatter(チャッター)―「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法

  • ISBN:9784492047200

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内容説明

全米ベストセラー、世界40ヵ国以上で刊行!

「なぜ昨日はあんなことを言ってしまったのか」「明日のプレゼンはうまくいくだろうか」
私たちはつねに頭のなかで、自分自身と話をしている。
 このような声は、過去から学び、未来への計画を立て、自分が何者かを知るために不可欠な、進化がもたらした人類ならではの能力だ。
 しかし、ときとして、この「頭の中のひとりごと(チャッター)」は、暴走し、私たちの思考を乗っ取ってしまう。その結果、私たちは「考えすぎ」に陥り、ストレスに飲み込まれ、集中力を失い、正しい判断ができなくなる。
 では、どうしたらこの「チャッター」を制御し、より良い人生を送ることができるのだろうか?
 世界的な心理学者が提示する、「チャッター」をコントロールするための、誰もが使える26のツール。

各界著名人、各紙誌絶賛!

「新鮮で刺激的な、人間の本質についての考え方を変える画期的な名著。すべての人の必読書だ」
――アンジェラ・ダックワース(『やり抜く力』)

「本書はあなたの人生でもっとも重要な会話、つまり、自分自身との会話を、根本的に変えるであろう」
――アダム・グラント(『THINK AGAIN』)

「実に説得力のある、価値のある本だ」
――キャロル・ドゥエック(『マインドセット』)

「本書でクロスは、私たちの内なる声がなぜ必要不可欠なのか、そしてどうすればその声を使いこなすことができるのかを明らかにする。緊急性が高く、明晰で、説得力のある本書は、世界が今必要としている、画期的で変革的な書である」
――スーザン・ケイン(『内向型人間の時代』)

「私たちが何者であり、何を考えているのかを気づかせてくれる私たちの内なる声には、なにか深く神秘的で、素晴らしいものが秘められている。クロスはこの声をどのように管理し、コントロールするのかについて、すばらしいアイデアを持っている」
――『ニューヨーカー』

「重要な作品である」
――『ウォール・ストリート・ジャーナル』

>アマゾン・ベスト・ノンフィクション・ブック・オブ・2021

目次

はじめに
第1章 内なる声はなぜ存在するのか
第2章 自分に話しかけることが引き起こす問題
第3章 問題からズームアウトする
第4章 他人の視点を手に入れる
第5章 他人との対話がもたらす功罪
第6章 環境の持つ力を利用する
第7章 科学が解明した「信念」の力
結論
チャッターを制御するための26のツール

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

R

79
言われてみれば、確かに誰かの声とも呼べる何かが頭にあると気づかされる。独り言とも異なる、自身の思考をまとめている言葉、それが時として悪い方向へのいざないを行ったり、暴走することで思考が空転したりするその根元の部分についての解説がわかりやすく納得できた。耳の聞こえない人にもそれがあるということや、動物にも似たようなことが示唆されるというのが興味深く、それを制御するための様々な方法、スポーツ選手のルーティンで有名な、所作の大切さを改めて考えるきっかけになる本だった。2023/09/11

ロクシェ

50
評価【○】頭の中のひとりごと(=チャッター)を味方にするための考え方を紹介している本。本文の大半で「枝」と「葉」の部分を長々と語っており、「幹」の部分がいまいち掴めないまま読み進めることになる人が多い印象。そのため、265~277P(紙の本)にある「チャッターを制御するための26のツール」を先に読むことをおすすめする。ここが「幹」に当たるもののあまりにも抽象的すぎるし、逆に本文は具体的すぎる。抽象と具体、両者のバランスを自分の頭の中で咀嚼できる人でないと、結局何が言いたい本なのかわからずに終わる可能性も↓2023/05/27

ひこうき雲

48
欲しいこと、知りたいことは頭の中の独り言を止める術なのに、どうしようもない悩みや不安、ストレスを抱えたときは、もっと広い視点で考えて見よう。自分を客観視してみようって…そこかよ!日本の自己啓発本かい!!て感じ。あと「訳 」読みづらい。2023/02/25

ハイポ

34
■内なる声と距離を取る■悪いChatter(内なる声)とは、循環するネガティブな思考と感情。悪いChatterは不安の増大、注意力低下に繋がる。■対策①:自分の思考を客観視/他者化する。内言を観察し、その主語を「彼」「あなた」とする。尊敬する人ならどう対応するか考える。思ったことを書き出す。■対策②:心の余裕を作る。片付け、リスト化による秩序感。愛する人と触れ合う。緑地を感じる。■森田療法「気分本意ではなく目的/行動本意」ってどうすればなれる?に対する具体的な解答集。2023/03/22

アオイトリ

33
読メのレビューより)感情と自制研究の第一人者によるエッセイ。感情と頭の中に湧き上がる言葉の洪水に囚われている人を「埋没者」とはなるほど。俯瞰しろ、客観視が大事とわかっていても、なかなかできないもの。ひとりで抱え込まないでというが、愚痴も過ぎれば「共同反芻」となり、生産的ではないらしい。困難を切り抜けたいときは、自分の名前や二人称を使って日記を書くはビビッと来ました。早速始めてみたい。畏怖を感じるエピソードを見つけよう(大自然、芸術に触れると自分の小ささを体感できる)というのも新鮮でした。2023/06/24

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