今朝もあの子の夢を見た

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今朝もあの子の夢を見た

  • 著者名:野原広子【著者】
  • 価格 ¥1,254(本体¥1,140)
  • 集英社(2022/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087880823

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内容説明

『妻が口をきいてくれません』(第25回手塚治虫文化賞「短編賞」受賞作)の野原広子が、離婚後の家族に切り込む。大反響のウェブ連載を経て待望の書籍化。妻が書き置きのみを残し、娘を連れて家を出た――。山本タカシ、スーパー勤務、バツイチ、ひとり暮らしの42歳。離婚して10年、当時7歳だった子どもに一度も会えず、元妻とどこに住んでいるかも連絡先もわからない。この家族にいったいなにがあったのか。離婚後の家族の問題に切り込むコミック。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

読特

46
離婚調停中のカップル。ある日突然、妻が娘を連れて家を出ていった。行方が知れない。夫と子供の定期面会の約束も果たされない。あの子が夢に現れる。娘のことが忘れられない。夫主体に物語が展開する。この男はいいのか、悪いのか。破綻の事情は明かされない。男と女が別れる理由は様々。どちらかの一方的な非である場合も、お互い様の時もある。本当のところは傍からだけではわからぬものだ。どのような経緯にせよ子供に対する責任は夫も妻もそれぞれ持つ。単独親権か共同親権かの議論は、子供視点で考えねばならぬ。破綻させない、それが何より。2023/08/28

しんすけ

27
最後は、十九歳くらいになったと思われる娘が、十年前まで父母と住んでいた場所に訪れる場面で終わる。 父親タカシの目線から始まった話だが、主人公は娘さくらだったのだろう。 親が離婚したら、一番に傷つくのは子供なのだと、この作品は語っているように思われた。 解らないのは、父親に娘を会せようしない母親の気持だった。思い出したくないことがあるのだろうが、父親に会いたがってるさくらの気持が分からないのか。 再読すれば、何かが解かるかもしれないが、また泣かされるだろう。 そう思い、しばらく遠くに置いておくことにした。2022/12/04

しおり

26
離婚して離れて暮らす娘が恋しくて淋しくて辛い男性。前半は彼のその気持ちしか描かれていないから同情しかなかったけれど、娘 さくらちゃんの気持ちが表れた後半は、みんな気の毒で。そんなに悪くない人達が、何かの訳で我慢出来ずに離婚して、その後の淋しさ辛さと戦うなんて。中途半端な終わり方は、読み手それぞれに想像して、ってこと?。私はさくらちゃんと父親、そして母親も心の幸せを取り戻せた、っていう終わり方にしたい。2023/04/06

はっち

21
野原さんには珍しく男性目線から 離婚後娘に会わせてもらえないお父さん・・・離婚の理由は父母両方からの言い分を聞かないとわからない 今回は具体的な離婚理由は語られてないけど悪気のないモラハラだったのかな?喧嘩する両親を見るのもかわいそうだけど一番割を食う子供はやはりかわいそう 昼逃げって言葉、初めて聞きました 相変わらずシンプルな線画なのに迫力があります2023/03/14

ゼラニウム/フウロソウ科

16
娘側の立場です。洗脳のまま会えずに父は他界しました。死後、洗脳が溶けました。会いに行かなかったことを後悔しています。2023/07/02

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