日本はそんなに悪い国なのか - A級戦犯・靖国問題・平和祈念碑設立をめぐって

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日本はそんなに悪い国なのか - A級戦犯・靖国問題・平和祈念碑設立をめぐって

  • 著者名:上坂冬子
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • PHP研究所(2022/11発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569664583

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内容説明

毎年、8月15日が近づくと話題になる「首相の靖国神社参拝」、それに過剰に反応する近隣諸国……。戦後、日本に定着した、新種の風物詩と揶揄したくなるほどである。しかし、「近隣諸国への配慮」と「国策を考えて」という、まやかしの名目で、首相の靖国神社参拝を問題視し、近隣諸国に謝罪外交を続ける日本に、著者は疑問を投げかける。「正々堂々と反論もせず、言い逃れを画策する態度こそ問題である」と。本書は、A級戦犯・靖国問題・平和祈念碑設立をめぐって、敗戦から60年を経て、いまなお繰り返される不毛な議論に終止符を打つべく、その是非を世に問うた論考集である。文庫化に際して、昭和28年8月3日の衆議院本会議における「戦犯の赦免に関する決議」などを収録。この資料を見れば、当時の日本社会党、日本共産党も含め、「全会一致」で「戦犯赦免」を可決していることがわかる。その時点から日本に「戦犯」はいないことを記しておこう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あーさー

1
様々な論者が跋扈している靖国の問題について、個人的に「納得できる」本。収録されている資料や対談がとても興味深いです。2021/10/22

結城あすか

1
靖国問題に関しては多くの保守の論客が同じような主張をしているけど、どうも口だけが立ったとか理屈だけ先行してるような薄っぺらい文章が多いのだけど、本業が作家の著者の手にかかれば本当に心に訴えかけて来るような文章で、その主張が伝わってくるにょ。A級戦犯合祀に関しては、死を持って罪を償ったと見なす日本人の文化や、東京裁判そのものの正当性、そして独立後にその結果をどう扱おうと日本の勝手だという国際法上の常識から何も気にする必要は無いく、堂々とそれを主張すれば良いという考えには深く同意するにょ。2010/08/05

もっぴー

0
上坂さんの戦争問題に対する意見がまとめてある感じ。日本が戦勝国に対して償いは済んでいるとする姿勢をはっきりと打ち出すべきなのには同意するけど、中韓とアメリカを主とする戦勝国は分けて考えるべきではないかな。日本政府の弱腰は確かに。2014/11/30

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