講談社選書メチエ<br> ときは、ながれない 「時間」の分析哲学

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講談社選書メチエ
ときは、ながれない 「時間」の分析哲学

  • 著者名:八木沢敬【著】
  • 価格 ¥1,705(本体¥1,550)
  • 講談社(2022/11発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065292181

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内容説明

時間は流れるものではない?
「わかったつもり」をひっくり返す! 哲学の大家による、脳を揺さぶる論理的思考のレッスン。

私たちが常日頃から経験し、わかったつもりになっている「ときのながれ」なるものは、実はどこにも存在しない! 「ゆるい関係説」「カテゴリーミステイク」「現在主義」など、キーフレーズを通して当たり前の認識を検証し、「カントの散歩」「棚から無理数」「みずみずしくない水」など、不思議で魅力的なメタファーを自在に操りながら、「時間」という限りなく身近でどこまでも深遠な概念について、読者が自分の頭で考えることをやさしく促す。哲学の大家が自らの実践を通して示す、知的刺激に満ち、あらゆる応用可能性にひらかれた、究極の論理的思考マニュアル!

[目次]
はじめに
第1章 そもそも時間とは?
 第1節 目に見えない時間は信じない?
 第2節 ポーランド国旗:うごきがない変化
 第3節 説明とカミソリ:なにも起きなければ時間はない?
 第4節 なにものでもない:時空の片方
 第5節 欅家と欅家の人びと
 第6節 欅家は欅家の人びとの集合ではない
 第7節 前後あとさき:時間はいれもの?
 第8節 欅家の桃子:ゆるい関係説
 第9節 カントの散歩:時計とは?
 第10節 時間をはかる:なにをはかる?
第2章 時間はもの?
 第1節 フルーツゼリー:空間の「メタ容器」説
 第2節 ナプキン:時間は境界
第3章 インテルメッツォ:ジョン・マクタガート・エリス・マクタガートの介入
第4章 ときはながれる?
 第1節 両国橋から見おろす:「ながれる」の意味
 第2節 棚から無理数:「ときはながれる」はナンセンス
 第3節 みずみずしいスイカ:みずみずしくない水
第5章 いまあるのみ?
 第1節 オプティミスト従姉:未来はある?
 第2節 過去はあった:過去はない
 第3節 秒針のうごき:伸び縮むいま
 第4節 まざる? とけこむ?:過去の記憶
 第5節 ときのループ:普遍時制
 第6節 リアリティー:未来、過去、現在すべてあり
おわりに

目次

はじめに
第1章 そもそも時間とは?
第1節 目に見えない時間は信じない?
第2節 ポーランド国旗:うごきがない変化
第3節 説明とカミソリ:なにも起きなければ時間はない?
第4節 なにものでもない:時空の片方
第5節 欅家と欅家の人びと
第6節 欅家は欅家の人びとの集合ではない
第7節 前後あとさき:時間はいれもの?
第8節 欅家の桃子:ゆるい関係説
第9節 カントの散歩:時計とは?
第10節 時間をはかる:なにをはかる?
第2章 時間はもの?
第1節 フルーツゼリー:空間の「メタ容器」説
第2節 ナプキン:時間は境界
第3章 インテルメッツォ:ジョン・マクタガート・エリス・マクタガートの介入
第4章 ときはながれる?
第1節 両国橋から見おろす:「ながれる」の意味
第2節 棚から無理数:「ときはながれる」はナンセンス
第3節 みずみずしいスイカ:みずみずしくない水
第5章 いまあるのみ?
第1節 オプティミスト従姉:未来はある?
第2節 過去はあった:過去はない
第3節 秒針のうごき:伸び縮むいま
第4節 まざる? とけこむ?:過去の記憶
第5節 ときのループ:普遍時制
第6節 リアリティー:未来、過去、現在すべてあり
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

氷柱

3
1019作目。11月17日から。時間という概念について論述が繰り広げられている一作。突き詰めると「点」に面積や体積があるのか?という疑問にも通ずる部分がある。波であり粒子であるという光の話は出て来ないが、光のように世の中にははっきりと特徴を捉えられない概念がある。そんなものを誰が証明できようか。作中で結論づけられてこそいないものの、色々と考えさせられるものがある。そういうことを考える学問こそが哲学なのだという締めくくりで結ばれる。2023/11/19

クリフトン

1
自転していると知っていても「陽が昇る」とやはり思う 理屈を知り面白く思うけれど「時は流れている」と感じて不思議はない 川が流れるのは森や山の不動と比べているから 風は見えないけれど雲や草木にそれを重ねるし肌に感じる 流れないものがあるから流れるものがある それでは時に対して不動なるものは何か 実は森も山もいまそう感じているそのことすらも全て流れて変化していく 時は現象の全てでありそれを感じることこそ生きているということかもしれない 諸行無常なのだ2023/01/03

松本

0
哲学ってこんな感じで考えるんだ…と表面の表面を薄く撫でたような感覚でおわってしまった。修行が足りない。個々の論考でんん???となってしまったため本全体の流れがあんまりわかってないんですが、個々の論考でオモロを感じることができた瞬間があったのでよしとします。みずみずしい水、欅家のあたり。2023/05/03

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