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内容説明
トンちゃんはネコ。ゲンキなネコ。だけどトンちゃんには足がひとつない。それでもトンちゃんは、まいにちたのしくくらしてる。こどもにもおとなにも手にしてほしい、生きていくことの本質をえがいた傑作絵本。読み聞かせにもぴったりです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みかん🍊
88
トンちゃんは、いっぱい食べて出して、風の匂いを嗅いだり、しっぽをぐるぐる追いかけたり元気に毎日楽しく生きている、足が1本ないから少し走るのが遅くて鳥に逃げられたりするけど、トンちゃんってそういうネコ、シンプルだけど楽しそうなトンちゃんの表情もいい。2022/11/12
ぶち
84
トンちゃんはシマシマのゲンキなネコ。迫力のある絵と簡潔な一行の日本語と英語でトンちゃんの生態が描かれています。どこにでもいそうな普通のネコじゃない。そう思ったところで、足がひとつないことを知らされます。でもそんな事は、問題じゃない。風の匂いを嗅いだり、水の輝きを見たり、ニボシを食べたり、自分のシッポを追いかけて回ったり...楽しいことがいっぱい。自然体で生きることの幸せを思い出させてくれました。そして、ラストのページ! トンちゃんのゴロゴロとなく音が聞こえてきそうです。"あとがき"も素晴らしかったです。2023/06/20
はる
52
トンちゃんは元気なネコ。でもトンちゃんは足がひとつ無い…。絵が凄い迫力!画面いっぱいのトンちゃんに思わず微笑んでしまう。可愛くないのが可愛い。足がひとつ無くても、毎日楽しく暮らしているトンちゃんが素敵だ。作者の愛情溢れるあとがきもいい。2022/12/08
ぶんこ
42
最初は絵のすさまじい迫力に圧倒されました。猫って、もっと柔らかいんだけどな。読んでいくと猫の持つ精神の強靭さを表しているのかなと思うようになりました。片足なくてもトンちゃんは元気。我が道をいってます。作者の後書きが素晴らしかったです。2022/12/13
ちえ
39
あとがきが素晴らしかった。トンちゃんは足が一本ない。それで出来ないこともあるけれど、でもトンちゃんはこんな猫。比べるでも憐れむでもない作者のまなざしが伝わってきた。2022/12/03