紅い帝国の論理:新全体主義に隠されたもの

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紅い帝国の論理:新全体主義に隠されたもの

  • 著者名:張博樹【著】/中村達雄【訳】/及川淳子【訳】
  • 価格 ¥3,564(本体¥3,240)
  • 白水社(2022/10発売)
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  • ISBN:9784560094440

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内容説明

権威主義をもしのぐ、弱肉強食のためのロジック。

〈プーチンの「ロシア再構築」、そして習近平の「中国の夢」などはネーション・ステートの利益を貪り、それらにつづく大国のインド、日本、トルコおよび西欧各国も程度の違いはあるものの、それぞれの叢林〔弱肉強食のジャングル〕の道に回帰しつつある。〉(本書「第七章 新全体主義、新冷戦、新たなる叢林──二十一世紀の中国と世界」より)
専制独裁国家によって世界は紛糾することはなはだしいが、紅い帝国=習近平統治下の中国もそのうちのひとつだ。そしてそこに隠されているものとは、権威主義をもしのぐ、弱肉強食のためのロジックだ。
本書は「紅い帝国」の台頭に警鐘を鳴らし、南シナ海問題、強圧的な外交、中国的な特色に満ちた政治経済、新全体主義、新冷戦、新たなる叢林(=ジャングル、弱肉強食)の時代について縦横無尽に切りこむ。著者の意図は、中国を民主国家に翻すことにほかならない。
中国の「新全体主義」は世界にいかなる影響を及ぼすのか?
『新全体主義の思想史──コロンビア大学現代中国講義』の著者による、待望の新刊。米国、ロシア、東アジアを展望した、新冷戦時代の国際政治経済論。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Oki

1
中国人でこれほど民主化に期待している人がいたのは意外。 民主主義は民衆はえらいという前提にたっているが、中国共産党は、習近平に限らず固く「民衆はえらくない」と信じている。そしてえらくない民衆と紅い貴族は別というある種の差別主義(不平等主義)が骨の髄までしみ込んでいる。 マキャベリの言葉を思い出す。 「市民間に平等が存在しない国では、共和制は成立しえず、存在する国では、君主制は存在しえない。」2023/11/24

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