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内容説明
ここは、夜長森図書館。夜長小学校の中にある、町のひとも使える学校図書館です。やさしい司書のしおりさんもしらない真夜中のひみつ。リンロン ロンディン ディンドーン…。オルゴールの合図とともに、本たちのお目覚めタイムのはじまりです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
35
人気があって「おとまり」や「おとも」がある絵本が羨ましい『ひかげのきりかぶ』という絵本。文字がなくて、同じに見えるきりかぶだけの絵本。どんな内容か知りたがるひかげちゃん。夜長小学校の森にある夜長森図書館では、最近絵本がなくなる?泥棒を捕まえようと立ち上がるひかげちゃん。犯人は意外な可愛い本好きさんたちでした。ひかげちゃんに諭されて本を返した後、気持ちを汲んだ司書のしおりさんが図書館の屋上を素敵な空間にして読書会を開きました。みんな本が好きで、思いやる気持ちに溢れていて・・ほのぼの。2024/09/01
chiaki
28
閉館後の図書館。そこにはだれも知らない、本たちだけの時間が流れてる⎯⎯想像するだけでワクワクする世界!夜長森図書館の守り神的存在マザー・ブックが本たちに目ざめの時間を与えることで、個性溢れる本たちによるおしゃべりが解き放たれる。おとまりやおとも自慢をする本の中で、唯一その経験がない【ひかげのきりかぶ】だけど…森の木っこたちも愛すべき憎めないキャラ。今頃屋上で喜んでるんだろうな〰️。秋の夜長、本の声にも耳をすましてみたくなる。「読みかた、じゆう」「感じかた、じゆう」2019/10/24
杏子
19
たわいのないファンタジー?童話のようなお話だったが、楽しめた。夜中にぬいぐるみや人形が動くという設定の話はいろいろあるが、この話ではその本バージョンだった。本に人格を持たせ、喋ったり、歩き回ったり…。それだけでも楽しいが、たとえの文字のない絵本でも楽しみかたはそれぞれある。本の読み方は人それぞれ。自由だと。図書館を舞台にしたこういう話を読みたいと思った。最近、図書館の文字がタイトルに入った作品が多く、見つけるたびに図書館から借りてきてしまう私である。軽く読めるので今後の選書の参考にしたい。2019/12/27
頼ちゃん
12
書名が太くなっているのが、最初読みにくく感じた。夜の図書館、動き出す本ありがちな題材だけど、「ひかげのきりかぶ」が可愛くて良かった。2019/11/14
ゆうわか
7
すごく好き。森の木っこたちの言葉に泣けた。本を自由に楽しんでいいし、大切にしたい。外で読書したいなぁって思って読了。2021/11/26