この痛みに名前をつけてよ

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この痛みに名前をつけてよ

  • 著者名:橋爪駿輝【著】
  • 価格 ¥1,771(本体¥1,610)
  • 講談社(2022/11発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065285978

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内容説明

ドラマ、映画、小説。ジャンルを超える気鋭のクリエイター最新作。

家から出たい。でも出られない。
引きこもりになってしまったわたしは、たったひとりで世界から取り残されていた。
ひとりの女性と出会うまでは。

「わたし」は40代で引きこもり。
昔ながらの考えを持ち、引きこもる自分を認めてくれない父との接触を避けつつ、
優しく寄り添う母親に頼りきる生活を続けていた。
ところがある日、何の前触れもなく、母親が「わたし」の前から消えてしまう。
そして現れたのは父から依頼を受けたという「鴨」と名乗る若い女性だった。
痛みの先へ。カウントダウンが始まる。

「痛み」のない人生なんてない。
だけど、そんなもの、ないほうがいいに決まってる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Comit

32
市立図書~アラフォーの引きこもりが、ある女性との出会いをきっかけに、家族との関わり方を見つめ直し、変わっていくまでを描いた一冊。死のうと決め、死というゴールへ向かうカウントダウン。どんな結末が待っているのか気になり一気読み。引きこもりになってしまう原因は、本当に人それぞれ。必死の叫びを受け容れられない家族。社会から隔絶して独りよがりでありながら、その痛みをどう示せばいいのかわからない主人公の心境は、読んでいて痛切でした。2023/06/02

さわ

10
小学校の友達のからかいで不登校になったカオル。病院に行けば治ると聞き母に病院に行きたいとお願いするが、着いたところは宗教施設だった。一気読み。子供の頃の家族にすらわかってもらえない怒り、大人になっての絶望が悲しい。作者もこんな感じだったのかとwikiみたら、対局にいる人なのね。2022/11/15

4
とても苦しさが伝わってきます。しかも、痛みをうまく具現ができないのです。2023/02/19

meiko37

3
ちょっとしたきっかけで、引きこもりになってしまったカオルの、引きこもり生活からの再生。 心がおれてしまったとき、私はどうするだろう❓2023/04/08

いんでぃ

3
#2023年 #読了記録 #3冊目 万年引きこもりの『わたし』が語り手。 引きこもりになる心理は分からなくもないが なんとなく奥行きがなく 結局鴨ちゃんとの交友関係が分からなかった。2023/03/03

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