世界を変えた10人の女性科学者: 彼女たちは何を考え、信じ、実行したか

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世界を変えた10人の女性科学者: 彼女たちは何を考え、信じ、実行したか

  • ISBN:9784759820416

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内容説明

倒れても立ち上がって研究を続け、科学に貢献した
マリー・キュリーほか10人の素顔を紹介。
レイチェル・カーソン、ドロシー・ホジキン、呉健雄 etc
化学、物理、生物、天文、医学、栄養学と、分野は違っても、現代科学の一端を支える業績を残した女性科学者たち10人を紹介する。女性だからという理由で待ち受けていた困難も少なくなかったが、粘り強く研究を続け、まったく新しい薬をつくったり、宇宙の秘密を明らかにしたり。
10人にはキュリー夫人のようにノーベル賞受賞者もいますが、大半は賞とは無縁の人たち。女性の貢献が気にとめられなかった時代に生きて、世界をより良い場所に変えてきた彼女たちの人生に注目!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

100
米英独伊墺瑞、国は違えど、性差別や偏見と闘いながら傑出した成果を挙げてこられた女性科学者たちの姿に胸打たれる。キュリー夫人、リーゼ・マイトナー(ドイツのキュリー)、呉健雄(中国のキュリー)という物理学者の話が最も興味深かったが、製薬、天文学、医学など幅広い分野からの人選である。10人の中にレイチェル・カーソンが入っているのは驚くが、生物学者としての登場。近い将来、カタリン・カリコ博士(最近、私が惚れている)も仲間入りだろうが、そもそも"女性"科学者などという言葉が無くなる時代が来ることの方が待ち遠しい。2021/09/12

おせきはん

32
女性が高等教育を受け、研究者になることが難しかった時代に活躍した10人の科学者が紹介されています。レイチェル・カーソンの著書は読んでいましたが、その生涯を振り返ったのは初めてでした。粘り強く物事の本質に迫る姿勢に男女の違いはありません。男女を問わず、本書で紹介された10人に続く科学者の活躍を期待します。2022/02/19

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

19
科学者に必要なものというと明晰な頭脳をあげてしまいそうだけど、実は運と根気であるとは。どちらもその所有率に男女の差などないはずなのにその2つの成果の評価のされように凄まじい男女差がある。抑圧が諦めない力になったなどと言われて誰が喜ぶか。彼女たちの発見がいかに世界に貢献したかを思えば、誰もの「やりたい」「やってみたい」という気持ちを応援するしかないだろ。2021/11/17

りえぞう

6
◎。名前を存じ上げていたのはマリー・キュリーとレイチェル・カーソンくらいでしかないが、それぞれ女性科学者などという存在がほとんど周りにいなかったような時代に、新しい発見を成し遂げてきた天才ばかり。人間的な部分も垣間見えるが、やっぱり違うなー、と思わされることのほうが多い。面白いのだが、とにかく科学者の作った本であり、彼女たちの輝かしい業績をとても詳しく紹介しているので、読み手の自分の頭の悪さを思い知らされてしまう。理系の人はもうちょっと楽に読めるのかな?2022/08/25

tsubamihoko

6
図書館の新刊本コーナーにあり「面白そう!」と借りてきた本です。今以上に女性の社会進出が難しかった時代に、科学の世界で第一人者になる。その生き方にただただ凄いと感銘を受けました。2021/11/30

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