内容説明
「幸せな思い込み」は、その通りになる。
死ぬ瞬間まで「愉しいことだけ」を考えて暮らす方法
大正・昭和・平成にかけて活躍した宇野千代は、大正生まれながら、尾崎士郎や梶井基次郎、東郷青児や北原武夫など、多くの著名人との恋愛で知られ、4度の結婚と離婚を経験。自由奔放な生き方を貫きながら、世界一ポジティブな思考をもち、幸せな人生を送った作家だといっても過言ではない。
98年間の生涯において、普通の人が体験しきれないことを経験し、それらから学んだことを1冊にまとめたのが本書。
「迷ったときは〈行動する〉ほうを選ぶ」「一人でいるときも〈陰気な顔つき〉をしない」「何に対しても否定的に言わない」「どんなに悔しくても、その場では感情をおさえる」「4回の離婚で気づいたこと」「長く続く夫婦は、いい具合に〈相手を気にしない〉」「いやなことは大急ぎで忘れる」「95歳には95歳の美しさがある」など、ポジティブに愉しく生きるための考え方が詰まった一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あまね
19
宇野千代さんはおいくつになられても、今日・明日に希望を見出し、積極的に、仕事熱心に生きてこられたんだなということがよく分かる本書。『幸福は幸福を呼ぶ』「心配事は一晩寝かすと良いアイデアが浮かぶ』『おしゃれな人はボケない』等々、金言が溢れています。いつも可愛らしく微笑んでいらっしゃった宇野千代さんが瞼に浮かびました。2023/06/04
チャッピー
15
歳を取ればとるほどポジティブでいることって大切だと思った。※一人でいるときも「陰気な顔つき」をしない※「失ったもの」を嘆かない※年齢を気にする人ほどシワが多い2023/02/19
マカロニ マカロン
12
個人の感想です:B。宇野千代さんのポジティブな幸福論に関する数多くのエッセイから抜き出した文章がまとめられている本。宇野千代さんは生涯4回結婚をしている。3度目の尾崎士郎さんの時、梶井基次郎さん、三好達治さんとの噂が流れたり、さらに心中未遂をした画家東郷青児さんへの突撃取材をしたらそのまま同棲生活に入るなど奔放な恋愛(詳しくは『色ざんげ』参照)をしている。そのポジティブな生き方からの名言が本書に溢れている。97歳の時に書かれた『私何だか死なないような気がするんですよ』の方がもっと面白かったように思った2023/03/09
ムートン
6
亡くなってから25年も経つのに、こうやって語録集が編纂されるのって、すごいことだと思う。90過ぎても、とにかく気持ちが元気。出版社がつけた「超ポジティブ思考」という言葉はともかく、前向きな言葉が次々語られる。2023/07/14
香織
1
「幸せな思い込みはその通りになる」小さな幸せも大きな幸せも幸せって感じる気持ちが幸せ。2023/05/05