Ultimate Edition

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Ultimate Edition

  • 著者名:阿部和重【著】
  • 価格 ¥1,892(本体¥1,720)
  • 河出書房新社(2022/10発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 510pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309030784

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内容説明

陰謀論というウイルスが感染拡大するこの世界の実像をあぶり出せ――約10年ぶり、全16篇が奇妙に響きあう究極の小説集!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

156
阿部 和重は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。約10年ぶりの短編集は、アヴァンギャルドでカオスな内容でした。 オススメは、『Hunters And Collectors』&『Eeny,Meeny,Miny,Moe』&『There's A Riot Goin' On』です。 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309030784/2022/11/18

ヒデミン@もも

44
阿部和重さん、初読み。新刊棚で出会った。どうして借りてきたのかと思い出せば、伊坂幸太郎さんの帯の言葉がねぇ。確かに伊坂ワールドに近いものを感じた。掲載される雑誌によせて書ける器用な方だとも。あと、装丁が良い。2022/11/14

路地

42
短編ということもあってか、阿部さんの他作品と比べて軽妙で読みやすい1冊。時事問題を織り交ぜ問題提起がされているようでいて、一方的な視点にこだわることなくユーモア含みな各編を楽しんだ。それにしても、官能小説まで含まれているとは!2023/02/25

Y2K☮

33
実在する著名人の名が多数登場する短編集。良くも悪くもサブカル的。通底するテーマがあるとすれば、毒を以て毒を制すみたいな反陰謀論だろう。一方で著者の視点もまた(おそらく無自覚な部分で)陰謀論に絡め取られているのではと感じる節がある。デマをデマと間違わずに断じるのは難しいこと。それでもデマはデマだから性質が悪い。犯罪小説のリアリティは相変わらずの腕前だし、最後の話は「ニッポニア・ニッポン」と実際に起きたあの事件を思い出した。現実とフィクションの曖昧な境界。そこでしか描き出せない、伝えきれない何かが確かにある。2023/01/04

けんさん

28
『嵐の誕生秘話が語られる!? そんな企画物入りの短編集』 阿部和重さん初読み。 時事ネタをうまく取り入れた作品や、ジャニーズのグループ名が出てくる企画物など、バラエティに富んだ短編集。 全体的に暴力的でダークな雰囲気が漂う中、随所に散りばめられた皮肉が快感に!2023/02/09

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