「専門家」とは誰か

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「専門家」とは誰か

  • ISBN:9784794973351

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内容説明

わたしたちは何を信じればいいのか?
不信をぬぐい、対立を越えて――
激しく揺れ動く社会で求められる知のありかたに
9 つの観点から迫っていく

危機が訪れればたちまち、さまざまな「専門家」が現れ、種々の「専門知」が入り乱れる。
多くの人たちは翻弄され右往左往させられることが世の常となっている。
それは新型コロナウイルス禍でいっそう明らかとなった。
これまでも起きてきた、これからも起きるだろう。

わたしたちは誰を信じればいいのか?
何を指針とすればいいのか?
科学、テクノロジー、歴史、メディア……
多彩な分野から執筆陣を招き、専門知のあり方を問いなおす論考集。
求められる知の実体を探り、どのように社会に生かすことができるかを考える。

【目次より】

◆専門家とは何か――村上陽一郎
◆隣の領域に口出しするということ: 専門家のためのリベラルアーツ――藤垣裕子
◆科学と「専門家」をめぐる諸概念の歴史――隠岐さや香
◆「ネガティブ・リテラシー」の時代へ――佐藤卓己
◆ジャーナリストと専門家は協働できるか――瀬川至朗
◆リスク時代における行政と専門家: 英国BSE問題から――神里達博
◆女子教育と男子教育からみる「教養」と「専門」――佐伯順子
◆社会と科学をつなぐ新しい「専門家」――小林傳司
◆運動としての専門知: 対話型専門知と2061年の子どもたちのために――鈴木哲也

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

チャー

16
様々な分野を研究される著者達が夫々に考える専門家について解説した本。専門家という言葉が定義する対象の意味や研究者など別の意味合いを持つ単語と比較したり、その言葉の持つ歴史を追ったりしながら多数の視点で検証されており興味深い。ある分野に特化して詳しく知識を持つ者が意図を曲解されずに難解な内容をわかりやすく伝えることの難しさを再認識。未知の分野を開拓するのが専門家であるが、そもそも科学は答えのないところを今までの知見から探求するものであり、一般的に学習する答えがある教育の延長ではないという視点は印象的。2023/01/29

takao

2
ふむ2022/12/01

norio sasada

0
https://blog.goo.ne.jp/sasada/e/834afc712902a06e8ec71054357297092023/01/12

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