大東建託の内幕 - 「アパート経営商法」の闇を追う

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大東建託の内幕 - 「アパート経営商法」の闇を追う

  • 著者名:三宅勝久【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 同時代社(2022/10発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784886838377

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内容説明

「一括借り上げ(サブリース)で資産運用」の甘い罠「いい部屋ネット」の大東建託で何が起きているのか。

足掛け9年、新聞・テレビが伝えない大企業の不正義を日本各地を歩いて丹念に拾い上げた渾身のルポルタージュ!
「一括借り上げ(サブリース)で資産運用」の甘い罠
「こんなはずではなかった」と苦しむアパート経営者たち。契約を取るために犯罪に手を染める社員、パワハラが横行する職場、成果主義に追い詰められて自殺事件が続発――。
「いい部屋ネット」の大東建託で何が起きているのか。

【著者】
三宅勝久
ジャーナリスト、ブログ「スギナミジャーナル」主宰。 1965年岡山県生まれ。フリーカメラマンとして中南米、アフリカの紛争地を取材。『山陽新聞』記者を経て現在フリージャーナリスト。

目次

第1部 使い捨てられる社員たち
第1章 藤枝支店自死事件 第2章 会長の報酬は二・六億円 労災認定も責任とらず 第3章 欠陥建築の尻ぬぐいで過労死寸前 第4章 転落したトップセールスマン 第5章 埼玉支店 不正で大量解雇も隠蔽
第2部 家主の夢と現実
第6章 近隣住民を憤慨させた工事強行未遂 第7章 退去費用ゼロで「退去せよ」の非常識 第8章 銀行融資一億円を宙に浮かせたままで建築強行 第9章 強引に家賃下げられた家主が不安の声 第10章 だまされた高齢者「二部屋だと思ったら一部屋だった!」
第3部 自壊への道 第11章 労組結成で対抗「二年間契約とれなければ首」の異常 第12章 取材に応じたら懲戒処分された! 第13章 八千代支店と赤羽支店で自死が相次いで発生 第14章 松本支店殺人未遂事件 「優秀な」営業マンはなぜ破滅したのか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fwhd8325

55
まさかと思うようなゴシップ本もあるけれど、私自身は、直接関わったことはありませんが、大東建託の実態は少し見聞きしていたので、まさによくぞ書いたと言いたい。一方、こんな事件がありながら、全く報道されない日本の報道のだらしなさ。CM収入目当てに、こんな実態に目をつぶっているなんて信じられません。上場基準を見れば、こんな実態の企業が上場しているなんて、全く信じられません。それにしても恐ろしい会社です。作り物ではない真実だけにまさに恐ろしいの一言です。2018/11/06

GAKU

45
一部上場企業でありながら、典型的なブラック企業でした。いい目を見るのはごくごく一部のTOPだけ。でもここまで酷くは無くても、組織の体質って似たり寄ったりかな。2021/08/16

おかむら

41
いい部屋ネット大東建託。アパート経営を小田舎の小土地持ち老人に持ちかける商法を追いかけたルポ。なんでこんな田舎にボツボツとアパートが建ってくの? からくりが怖い怖い怖い! ブラック過ぎる。最終章、過酷なノルマに徐々に道を踏み外し最後は殺人未遂まで犯す営業マンの公判傍聴記録は、もう小説以上の迫力が。こんなにブラックなのにあまり報道されない(この本もマイナーっぽい出版社だし)のはなにか大きな力が働いてそうなのも怖い。超闇! ガイアの夜明けでやったレオパレスやスルガ銀行のニュースと合わせ業界の今後もかなり闇。2018/08/27

サトシ@朝練ファイト

33
今の時代でもこんな事やってんのか?2019/05/14

たぬきごんべい

33
サブリースでの悪評は聞いていましたが、大東建託は想像以上に社員にも顧客にも酷い。ただ広告費をたんまり貰ってるTVは大東建託のことをたたけない、叩かない。『ガイアの夜明け』に期待です。歩合給も凄いと自腹営業やテンプラ契約も多くなるのも必然だ。架空契約を判っていても強引に本契約にしてしまったり、身銭を切らせてご祝儀契約にし追い込む上司。2年間契約なしが続くと解雇などブラックすぎる。30年家賃保証と言いながらも10年後には家賃が下がりオーナーも痛い目にあう。よくぞ調べて書いてくれた著者に感謝です。★4.02019/05/10

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