ハイエクの政治思想 - 市場秩序にひそむ人間の苦境

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ハイエクの政治思想 - 市場秩序にひそむ人間の苦境

  • 著者名:山中優
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  • 勁草書房(2022/11発売)
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  • ISBN:9784326153909

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内容説明

自然の感情に反する市場秩序において、「無知である人間」は苦境に立たされる。そうした厳しい現実のなかで、したがうべき「自由の規律」とは何か。福祉国家を批判した、保守的な市場原理主義者ハイエクを超えて、全体主義への批判から自由論、議会改革論まで、ハイエクの「政治思想」を検討することが、この時代だからこそ重要である。

目次

序 章 なぜ今ハイエクか?

第一章 全体主義批判――“市場さもなくば隷従”

第二章 自由論――義務論と帰結主義の間で
 一 社会主義批判――“人間の無知”と“自由の規律”
 二 義務論的自由論――クカサスのハイエク解釈
 三 帰結主義的自由論――R・クレイのハイエク解釈
 四 義務論と帰結主義の併用――ハイエクの二つの顔

第三章 文化的進化論と議会制改革論――市場秩序を脅かす反市場的な自然感情
 一 ハイエクの文化的進化論――方法論的個人主義から集団淘汰論へ
 二 “意図せざる結果”の意味転換――個人の自由から“タブーの狡知”へ
 三 議会制改革論――“意図せざる結果”後のハイエク的統治術

第四章 自生的秩序と政治権力――その現代的含意
 一 目的独立的な自生的秩序――その政治権力との関係
 二 現代的含意――二十一世紀の国際政治経済システムにとってのハイエクの意味

終 章 市場原理復権の理想と現実――とくに日本の場合

補論1 ハイエクにおけるマルクスの軽視をめぐって
補論2 文化的進化論の批判的継承をめぐって――その近年の動向についての素描


あとがき
参考文献
索引

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