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内容説明
特権も陰謀もありません!! 警察官僚(=キャリア)の知られざる実態と本音を、元キャリアの作家が明かす――◆キャリアの「学歴」、実は入庁してからは意味を持たない◆「キャリアは父親のような年齢の部下を持つ」というのは本当?◆「猛獣」「パワハラ―」「一を聞いて億を読む天才」…多彩なキャリアたち◆世紀末の中央省庁再編で行われた、仁義なき「縄張り」侵略戦争◆カネ、権力、女…著者も「リアルに危なかった」警察不祥事――あまりに少ないため「珍獣」と呼ばれる警察官僚たちのリアル!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シタン
15
かつてこの人の新書はすべて読んでいたが、いつの間にか読まなくなっていた。お久しぶりです。貴重な平成警察官僚実録で、浮世離れした著者が独特の視点で書いているので異常な面白さ。霞が関での働き方は今まであまり読んだことがない気がするので新鮮だった。警大時代の話に強い親近感を覚えてしまうのはなぜだろう。人生における強烈な体験がその人の性質を決定してしまうというのはその通りかもしれない。僕の人格を形成しているのはやはりあの日々だったのかもしれない……。もうそこから自由になることはないのだ。 浮世離れっていいよね。2022/04/30
紫の煙
11
霞が関官僚の中でも、本のネタになりやすい警察キャリア。警察小説を読むと興味が湧いてくるのは、階級制度と地方警察勤務が原因かと思う。安泰に勤めてさえいれば、ほぼ全員が警視監になれるという。杉下右京がいつまでも警部なのは、あり得ない設定である。2023/12/22
海燕
11
「古野節」とでも呼びたくなる独特の文体、調子は健在。私などは読み始めると止まらず、他の本は全て後回しとなるが、合わない人には苦行となることだろう。著者自身が元警察官僚だから、元職・古巣についてありったけの知識と経験をフル動員して書き連ねているという感じ。町のお巡りさん、警察署などは実動部隊として日々の事件、事案に取り組んでいるが、その総元締たる警察庁は、紛れもなく中央省庁の一つであり、法令の改正や国会対応、都道府県警からの問合せ対応などが業務。終電で帰れないのが当然という激務。官僚志望者が減るのも道理。2023/09/03
ワンモアニードユー
5
キャリアに特化してるからかな?最近の古野さん新書の中では興味深く読めました。おとぎの国の話のようですが。まあ、2年程度ではありますが、当方が務める民間企業でも同じような働き方をしたことはあります。ただ、あれを継続させるというのはなんとも凄い。2022/05/09
もけうに
4
独特の文体・表現が鼻につくが、内容は大変興味深い。階級・職制を対応させた表も非常にわかりやすい。警察庁警察官は、本当に「警察官僚」なんだな…と実感。他の省庁と違うのは、都道府県警での「警察官」であることが職歴の中でかなりのウェイトを占めること。それにしてもあまりにも激務すぎる。過労死まっしぐらじゃないか…。ドラマでよく見るキャリア・ノンキャリの対立や、キャリア内での学閥はほぼ幻想なんだな。というか、学閥形成しようが無い程東大卒だらけというだけだけど…。前線で命の危険があっても、都道府県警の方が良いわ(笑)2024/11/04
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