『十八史略』に学ぶリーダー哲学

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『十八史略』に学ぶリーダー哲学

  • 著者名:竹内良雄【著】/川崎享【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 東洋経済新報社(2022/11発売)
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  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492961605

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内容説明

『十八史略』は、中国において、元の時代に曾先之という人物が編んだ歴史書である。中国の宋代までの歴史をダイジェスト版としてまとめており、日本では『論語』『唐詩選』などとともに、幾度となく漢文の教科書に採用されてきた。
 特に、『十八史略』は、宋代までの歴史の流れを大きく捉えることができるだけでなく、中国の舞台で活躍したリーダーたちの実像を知ることができ、人生の機微を捉えた諺なとども豊富に紹介されている。
 日本ではこれまで『十八史略』を下敷きとしてビジネス書や小説が多数描かれているため、こうした作品を通じて中国の有名な故事成語を覚えたり、「鼓腹撃壌」「鶏鳴狗盗」といったエピソードを耳にしたりした人も多いだろう。
 かつての日本人は、中国の古典から漢文の素養を身に付け、中国という国のありようを想像していた。しかし、現在は漢文を学ぶ機会も少なくなっており、中国の歴史に対する関心も薄れつつある。
 『十八史略』には、中国の歴史に名を残した多数のリーダーの言行が書き記されている。輝かしい業績はもとより、失政も含めて、現代のリーダーが学ぶべきロールモデルにあふれている。また、リーダーとして人を見る目を養っておくためには、たくさんの人と出会い、読書を重ねる中で多数の人物像に接し、自らの人生を豊かにしておく必要がある。その際のテキストとして、『十八史略』には現代日本においにも十分通用する魅力がある。
 本書は、『『韓非子』に学ぶリーダー哲学』『『貞観政要』に学ぶリーダー哲学』(いずれも東洋経済新報社)に続く、リーダー哲学の解説書。『十八史略』に登場するリーダーたちの「リーダー哲学」に焦点を当て、そのエッセンスを解説していくものである。100の項目を通じて、歴史の流れも整理されているほか、コラムでは代表的な人物や故事成語も学ぶことができるようになっている。
 リーダーとして成長を目指す人にとって、参考となる事例に満ちた本といえるだろう。

目次

はじめに
1 リーダーとして生きる
2 志を高く持て
3 ひたすらに王道を歩め
4 組織を未来につなげる覚悟
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とし

1
十八史略は中国の宋代までの十八の史書を簡略化してまとめたもの。その中でも皇帝や家臣の100の名言に注目した本書。ロマンを感じるとともに改めて中国の歴代王朝の壮大さに胸を打たれる。 中国の歴史の流れもわかって楽しいが、人物が多すぎて頭に残らない。中国の王朝の易性革命という考え方はなるほどと思った。天命、徳、礼と儒学的要素が強いのだなと。また、それに共感や美学、ある種のかっこよさを感じるのは日本人の文化に老荘思想が取り入れられているからだろう。 気に入った言葉 天は高くして曳きに聴く 君子は死すとも冠は免がず2020/08/29

あゆ

1
太古のリーダーたちの教訓に、なるほどねーと唸ったり、そうゆう風に考えれば良かったのか!と目から鱗が落ちたり、読み進む内に、日常の中で上手く整理出来ずに生じていた蟠りのようなものも優しく解れていくようで、気持ちが前向きになります。 100のエピソードが見開き毎に一つずつまとめられているので、パラっと開いて読み返し易いです。 エピソード自体は解りやすくて面白いので、こうゆうのをテレビなんかで子供も大人も楽しめるアニメか何かにして放送してくれたらなーなんて思います。2019/09/03

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