内容説明
彼女の父親と一緒に食事に行き、一番高い刺身を頼んだところ「下ネタは嫌いだ」と不機嫌になってしまった理由とは?
料理人の顔も持つ著者が魚料理に関する謎を集めたお仕事ミステリー開幕!
大学卒業後定職につかずバイト生活をしていた山中幸太は父から将来について問われると勢いで料理人になりたいと応えてしまう。すると父から旧知の料理屋「天倉」を紹介されバイトすることになる。やる気のない幸太だが、出入りの魚屋「海原鮮魚店」の娘、海原波美や天倉五助のもとで修行をしたかった料理人、川上洋子との交流のなかで料理人になるという思いが強くなっていく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Karl Heintz Schneider
23
親にせっつかれて何となく料理人を目指すことになり 親の紹介で東京の料理店に勤めることになった幸太24歳。やる気もなく、いつやめようかとばかり考えていたが出入りの魚屋「海原鮮魚店」の娘・海原波美22歳と出逢う。彼女の魚に対する情熱に触れるうちに次第に自分も料理の道を究めたいと思うように。タイトルと表紙絵から、鮮魚店と女性が主人公かと思ったら料理店と料理人見習の男性の物語だった。明利英司さんの本を読むのは初めてだがテンポがよく、とても読みやすい一冊だった。2023/02/20
スプリント
11
どのお話もよかったがやはり最後の家族愛がつまった話が一番印象に残った。2024/05/05
流花
7
お魚に関する知識がつくお話。2023/10/29
Mau
7
将来を聞かれ料理人になりたいと嘘をついたことがきっかけで天倉を父に紹介され働き始める。 魚のことに詳しくない人でも一度は耳にしたことがある魚介をテーマに物語は展開していく。続編を読むとしたら五助と幸太の関りやマイナーな魚についても物語として読みたい。2023/06/30
Tamy
6
題名にミステリーってついているからがっつりミステリーかと思ったら、日常謎解き物語、的な感じで、作者さんがあとがきで書いている通り、文庫でありそうなライトノベルっぽかった。読みやすいけど、お魚蘊蓄が面白くて、続編あったら読みたいなと思った。2023/03/19
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