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内容説明
冷蔵庫を覗いて、手を動かし、あるものでちょっと飲む。
それは料理というより、薄く切ったり、
残ったおかずをまっすぐ盛り付け直したりといった、
”ととのえる”程度のこと。
人生のところどころに、こうした小酌の小休止を挟んで今日を締めくくろうと思う同志が、
この本を手に取るのだろう。
(本文より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あじ
24
魅惑のタイトルと装丁写真を前にして、足から石化。結論から言えば、全く小癪な小酌なのだった(うちょーてん)。季節の肴字引として食器棚に差しておこう。エッセイの滴も味わいながら、くぴっくぴっ盃を重ねてしまうだろう。◆併せて読むなら──寿木さんのエッセイ「土を編む日々」2023/01/02
千景
5
発売日に買って、するすると読んだ。 私、やっぱりこの料理家さん好きだな。日々の生活に、地に足をつけて、凛と立って、季節の移ろいを楽しみながら食と酒を楽しんでる。理想だよ。 今のこの忙しさが抜けたら、友達集めて酒と手料理持ち寄ってパーティしたいと、心から思いました。2022/11/28
謡子
3
レシピ本は読了にしないという謎ポリシーがあるのですがこの本のレシピは読み物です。春夏秋冬、折々のお酒、肴、器の愉しみ。生の小松菜を生ハムで巻いてオリーブオイルを垂らすだけで おいしい! の実現。だけど東京じゃ絶対に手に入らないだろうフキの若葉のおにぎりなんてレシピも混ざったりして歯噛みする。生涯おいしいお酒と肴に貪欲でいたいなと思う本。写真小さいけどわかる。でももっと大きく見たかった。ポストカード出してくれないかな^^2022/12/15
バーベナ
2
呑みたくなる。本をつまみに私は呑める。2023/06/21
しょうゆ
2
寿木さんの文章は淡々としていて静かな心地よさがある。エッセイとレシピの中間のような本で、日々のお酒に関するレシピやヒント、エピソードが散りばめられている。出てくる料理はどれも美味しそうで、しかも凝った材料で丁寧に作られているので、真似するかと言われたら否、なのだが、こういう組み合わせもアリなのか!という発見が多く面白い。台所で酒を飲むことを肯定された気がして嬉しかった。2023/02/12