内容説明
長いあいだ、ゴリラが胸をたたく「ドラミング」は、戦いの宣言だと思われていました。ところがゴリラ研究者 山極寿一さんは、ゴリラのすむアフリカの森に入り、ゴリラと友だちになって、それは誤解だったと気づきました。平和に暮らしたいゴリラたちは、争いをさけるために胸をたたいていたのです。心やさしいゴリラたちのふしぎな世界をのぞいてみましょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
60
アフリカのヒガシゴリラ(マウンテンゴリラ)の現地調査をしている著者が見た、ゴリラのドラミングの考察。体が大きく、動作もダイナミックなゴリラだか好戦的ではなく平和的だという。ニホンザルとの違いも大きい。ドラミングは脅しでも戦闘の合図でもなく、楽しい時の興奮の行動だという。ドラミングは自己主張。▽読み聞かせには長いかな。2020/07/25
モモ
49
ニホンザルを研究していた山極さんが、もっと人間に近いゴリラをアフリカで研究された。ニホンザルは目を合わすと怒って攻撃してくるが、ゴリラはあいさつなどで目を合わす。ニホンザルは弱いサルは強いサルの前では食物に手を出さない(出せない?)が、ゴリラは食べ物を独占せず仲間と一緒に食べようとする。ゴリラはなんだか、とっても良いゴリラだ。ゴリラが楽しいと笑顔で笑うというのも興味深い。動物園に行ってゴリラを見つめてみたい。2021/07/08
たまきら
41
ゴリラが大好きな我が家にはたまらない一冊です。おだやかで美しいこの素晴らしい類人猿が、これからもこの世界で繁栄できますように。2020/06/23
ちえ
40
元々日本ザルを研究していた作者がゴリラを研究するようになりサルとゴリラの違いに驚く様子やゴリラへの愛が伝わってくる。ゴリラは賢いなあー、それに平和主義なんだ。雄ゴリラは成長するとのどから胸の下に大きな袋が発達、息を吸ってその袋を膨らませ、こぶしではなくて掌を軽くすぼめてたたくと2キロ先まで音が届く。ゴリラの社会性、子どもゴリラたちの遊び好きなこと…知らなかったワクワクが沢山。表情豊かな絵もとても好き。2020/06/27
Yemi
35
胸をたたいて怒っている、怖い顔をして襲ってくる。そのゴリラのイメージは人間が作り出したもののようです。実際のゴリラたちは感情豊かで穏やか。ドラミングは群れを守るためのリーダーの行動。ここにいるよと優しい声が聞こえてきそうです。絵本ですが文字は多めで少し本に慣れてきた子供たちに読み聞かせてあげるにはいい思います。「たくさんのふしぎ」から生まれた絵本。2025/12/02




