内容説明
おさんぽ好きなおじさん、グドーさんは、なかよしのイカサワさん、キーコちゃんと連れだってきょうもふらりと外へ出かけます。３人は、ぶらぶらさんぽしながら、おしゃべりしたり、お茶したり、自由気ままに過ごします。のどかで楽しい日常を彩るのは、３人それぞれの、勘ちがい、聞きまちがい、言いまちがい、記憶ちがいが引き起こす、くすりと笑えるハプニングの数々。おとぼけ３人組がおりなす、力の抜けた新しいお話集。全20話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
57
ねむたくなるような春の日のおそい午後。グドーさんはやってきたバスに乗りました。町の本屋さんで、気持ちのいい本を一冊見つけよう。それからカフェのテラスにすわって… ■年の離れた3人が友達なの素敵。お散歩しながら、おしゃべりしたり、お茶したり、自由気ままに過ごします。■お話に佐々木マキさんの絵がぴったり☆ 高楼さんは佐々木さんをイメージして書いたのかしら？と思っちゃうくらいです。■なんでもない日がとびきり楽しくなる、素敵な魅力に満ちた物語でした ( ' ᵕ ' ) （初出 2015〜2017年 web福音館）2018/04/24
野のこ
53
読友さんのおすすめ。私もこれ大好物でした。おじさんふたりと、ひとりの女の子が仲良しっていう構成も珍しいけど３人のゆるゆる具合がすごく心地よくて仲間に入れて欲しいくらい。こんなにアイディアが出るなんて！と春夏秋冬とバリエーションに富んだお話は読みごたえ大でした。笑いもたくさんやったけど、しみじみしたのは春の懐かしいにおいに「またいっぱいおさんぽしようね！」「うん、しようしよう」がすごくいい！佐々木マキさんの和む絵もぴったりでたのしかったです。2018/04/09
ぶんこ
45
お散歩と美味しいコーヒー、映画と音楽が好きな2人のおじさんと、小学生の女の子が世代を超えた仲良しなのがホノボノとしていて和みます。お互いが個人として尊重しあっているのが素敵。小さな女の子を可愛がるおじさんではなく、対等のお仲間同士という感じです。ゆるゆるとお散歩してお茶タイム。いいですね。絵も素敵でした。2018/06/05
ベーグルグル （感想、本登録のみ）
43
たかどのほうこさん、そして佐々木マキさんの絵。司書さんにお勧めされたんですが、とっても大好物でした。この世界感、大好き。一つ一つが短編になっていて、最後がちょっとしたオチがあってほんわかした終わり方と、そしてこの3人の関係が実にいい。続編是非とも書いて欲しいな。2018/03/15
紅香
33
9歳のキーコちゃん、グドーさん、イカサワさん。ちぐはぐな名トリオに心がほぐれます。佐々木マキさんの絵がまたこの物語にぴったり。それぞれにちゃんとオチがあって、とても楽しい散歩でした。2018/11/07
