ちゃあちゃんのむかしばなし

個数:1
紙書籍版価格
¥1,760
  • 電子書籍

ちゃあちゃんのむかしばなし

  • 著者名:中脇初枝/奈路道程
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 福音館書店(2022/10発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784834082357

ファイル: /

内容説明

「ちゃあちゃん」こと中脇初枝さんが、子ども時代を過ごした高知県四万十川流域に伝わる昔話を、どの地域に暮らす子にも楽しんでほしいとの願いを込めて再話。「かちかち山」「さるかに合戦」などおなじみのお話や、この地方ならではのお話など、時代を越えて愛されてきた昔話のなかから50話を選びました。いつの時代も小さく弱い者を見守り、励ましてきた昔話は、現代の子どもも、また大人をも魅了することでしょう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

12
ちゃあちゃんは中脇初枝さんのこと。子ども時代を高知県で過ごし、そこに伝わる昔ばなしを再話したもの。『 いざなみいざなぎ / 鳥の王さま / さるとかにのもちあらそい / 節分のはじまり / 節分の火 / じゃんこじゃんこ / 日本一のへひりにん / ねずみの国 / 花のすきな殿さま / うんかてんか / まっこう売りのじいさまと殿さま / 舌切りすずめ / へのはなし / 炭焼き長者 / たなばたさんとおぎおんさん / 和尚さんと小僧さんのはなし / 産神問答 / くらげ骨なし →2021/08/10

はる

9
図書館本。展示の本棚から。書名に記憶があったのは四国に行った時に高知新聞で読んだのか。でも言葉遣いが~!と思ったら、修正したがや。おーの惜しい惜しすぎる、どこのはなしかわからんなったやいか。背表紙の川の色は土佐の川と思うたに。けんどうちのお婆も、はなしの始めはアメノミナカヌシノカミからやったきねぇ。2019/01/24

そらこ

8
高知の南西部に伝わる昔話を集めたもの。自分の知っているお話とよく似ているけれど、ちょっと違う話。高知にそんなおもしろい人がいたんだと感心するお話。口承されてきてた昔話の多種多様さを感じる。最後に中脇さんは、昔話では弱い立場の主人公が成功して幸せになり、聞き手は主人公に自分を重ね成功と幸せを体験する。「だから、あなたは今のままで大丈夫、と、昔話はいつも、昔話を聞く人を肯定して祝福してくれます。」と書いている。先に生きた人から、未来へ生きる人に語り伝えられる昔話に潜む力に感動。伝えていきたいと思う。 2022/06/15

ララ

4
中脇さんが、故郷の高知県はた地方の昔話を再話してまとめた本。短く語れる話ばかりだが、それぞれの話には中脇さんの解説付きで、物語の世界が広がる。子どもたちに、昔話を語り継ぎたいという思い、愛情が伝わってくる。2021/11/14

みよちゃん

3
高知でかたられた昔話。知ってる話が多く、しかし郷土色強く、かなり略してある話しもあったが、聞き手語り手解説も夫々にあり、貴重な本だと感じた。2016/04/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10147805
  • ご注意事項