内容説明
ナスレディンは、今からおよそ800年前、トルコで生まれた実在の人物だと言われています。裁判官の補佐役をしたり、神学校の先生をしていましたが、人を笑わせることが大好きだったそうで、ナスレディンにまつわる多くの話は、トルコを中心にイスラム世界の人々に親しまれ、長く語り継がれてきました。ナスレディンが、機知とユーモアで大活躍するお話は、小学生のための最適なイスラム文化入門にもなるはずです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
52
ナスレディンと弟子のアフメッドは、道端で倒れている裁判官を見つけ、上着とターバンを頂戴する。ナスレディンは今から約800年前に生まれたという伝説の人物らしいが、、、人の物を盗るって結構悪いよ~(笑)2024/11/03
chiaki
48
『絵本で世界を学ぼう!』トルコ代表。トルコの昔ばなしで、中央アジアなど周辺諸国の人たちにも長く語り継がれるナスレディン・ホジャのおはなし。『ナスレディンと裁判官』『ナスレディンのおいのり』『スイカとクルミ』『ロバになった男』の4話が収録。日本の一休さんのような吉四六さんのようで、とても知恵があって愉快!佐々木マキさんの絵も、このおはなしのユーモアさを引き出していてとてもいい!長女もすごく気に入っていました。ホジャのおはなし、他にも読んでみたいです。2021/05/06
ヒラP@ehon.gohon
25
なんともとぼけた小噺集です。 佐々木マキさんの絵が、絶妙に効果的です。 ナスレディンは頭がいいのか悪いのか、成功談と失敗談の繰り返しに、笑ったり呆れたり、コントのようなのりに、気分も癒やされました。 気分転換したい時に良いかもしれません。2023/08/05
gtn
22
聖職者を装っていても、一皮むけば俗な人間。それをナスレディンという庶民が暴くのも小気味いい。トルコにも落語がある。2021/08/26
紅花
14
ちょっと一休さんを思い出した。国や宗教の違いが漂いながら、人として生きることの基本は万国共通なんだね〜とも思ったり。子供たち熱心に聞いていた。他の方のレビューに一人読みように書かれた本と書いてあったけど、私も、これ読み聞かせに使いたかった!2015/01/06