内容説明
『マクスとモーリツのいたずら』で有名な絵物語作家ヴィルヘルム・ブッシュが蒐集した、ドイツの昔話。表題作「黒いお姫さま」のほか、「かしこい百姓」「小人のぼうし」「金のくさりをつけた王子さま」「スリクシェばあさん」「しようがないヤギ」「ムッシェティーア、グレナディーア、プンペディーア」「寒い冬」「ふたごの兄弟」「かじ屋と坊主」「魔法にかけられたお城」の全11編がおさめられています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おはなし会 芽ぶっく
12
ドイツの昔話。挿絵は佐々木マキさん。ファンタジーや怖い話などバラエティにとんだ昔話集でした。『 黒いお姫さま / かしこい百姓 / 小人のぼうし / 金のくさりをつけた王子さま / スリクシェばあさん / しようがないヤギ / ムッシェティーア、グレナディーア、プンペディーア / 寒い冬 / ふたごの兄弟 / かじ屋と坊主 / 魔法にかけられたお城 』2020/10/05
timeturner
5
これまでに読んだドイツ民話とはひと味違うユニークで「黒い」話が多くて楽しかった。昔話にしては珍しくキリスト教的な概念が出てくるのは、採話した19世紀までに変容してきたのか、牧師から教育を受けたブッシュが書き換えたのか。挿絵は佐々木マキ。2023/05/01
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
4
ブッシュが蒐集した昔話・伝説に佐々木マキさんのチャーミングな挿絵が素敵な本。似た話が含まれるのは本の性質上仕方ありませぬ。2016/01/18
Tori Chie
2
こういった古い民話はいいですね。特にドイツのメルヒェンを感じる話は好きです。 そして佐々木マキさんのどこかシュールなイラストがマッチしている。楽しめました。2022/06/23
まちるだ
1
ムッシェティーア、グレナディーア、プンペディーアの話と寒い冬のお話が好きでした(人´3`*)~♪特に寒い冬は星新一のショートショートのようなシュールさがありました。ページごとにイラストがあってイメージしやすく読みやすいので昔話が読みたい方におすすめ。小学生にもいいのではないでしょうか。2015/02/11