内容説明
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河原の石に 吹き込まれた生命。
まるでほんとうに生きているかのようなふくろう。その瞳と目が合った瞬間に、彼らの「ふくろう世界」に吸い込まれそうになる感覚。ふさふさの毛並みとかわいらしいしぐさで見つめてくる猫たち。そしてライオンや虎、コヨーテ、鳥、ひつじや馬なども何か会話ができるような不思議な感じでこころの中に飛び込んできます。
この子たちの「前世」はみんな河原にいた石。〈出会ったとき、思わず「うわぁ、かわいい」と声をあげてしまった石。小さな足がいまにも動き出しそうでした〉――。作者のAkieさんと「石」との出会いも運命。河原で出会った「石」に描かれたアートだから、一つとして同じ「作品」がない、「世界でたったひとつのストーンアート」。ページをめくるたびに「僕たちは石から生まれたんだよ!」という生き物たちの声が聞こえてくる不思議なアートを堪能ください。
※この作品はカラーです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
89
石ころは地球のかけら。 拾った石ころに動物の絵を描く著者による写真集。ストーンアートって面白い。 海や川に行くと様々な石ころがある。それを生きものに見立てたり、ものに見立てたり。 表紙にはトラ。ページを捲るとカメレオンや麒麟。アザラシ、蛇、縫わ鳥他にも色んな動物を 見ることが出来る。自分なりに下手を承知で描いてみたい。図書館本2022/12/05
たまきら
40
Twitterで友人たちがずいぶん前からフォローしていて、拝見するたびに感銘を受けていましたが、実際書籍になってまとまったものを見ると彼女の動物や石との会話が伝わってきてとても面白かったです。描いている過程も見て見たかったなあ…。下絵は少し紹介されています。2022/11/22
スリカータ
10
石の形や質感を活かして、生きものを描く。子供の頃、私も石に絵を描いた事があるが、誰でも出来そうなことをアートの水準に高めるのは難しい。ページを捲るたびに感心しながら楽しく拝見した。2023/12/31
遠い日
6
これはすごいアートだ。石を目にしてアイデアをそこに被せる想像力に感服。石が持つポテンシャルを存分に引き出すというか。石に絵を描いたのではなく、命が吹き込まれている。目を凝らして見ても視ても、毛並みが存在する不思議。石の上に動物たちが乗っているとしか見えない。すばらしいです。実物を見てみたいなぁ!!2022/12/09
さーさん
5
ひたすらにかわいい……!!河原で出会った石を生き物へ。動物たちの毛の流れ、つぶらな瞳、石の個性を生かしたポーズにノックアウトされました。おうちにお迎えしたい。2022/11/30