ちくまプリマー新書<br> SDGsは地理で学べ

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ちくまプリマー新書
SDGsは地理で学べ

  • 著者名:宇野仙【著者】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 筑摩書房(2022/10発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480684370

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内容説明

グローバル化が進んでいる今日、他の国が抱える問題は日本の私たちにとっても対岸の火事ではない。身近な将来の出来事として捉え、ひとりひとりが社会問題の解決や持続可能な開発に主体的に貢献するために、知ることから始めよう。

目次

はじめに
第1章 環境問題は国境を越える
異常気象が頻発するオーストラリア
干ばつや森林火災の発生
グレートバリアリーフが世界最大のサンゴ礁ではなくなる日
深刻な大気汚染の原因
PM2・5による健康被害
なぜ中国は冬、インドは秋に深刻化するのか
天然ガスの需要が急拡大
急速な経済成長と共に汚染が進むインド
シベリアで「爆発」して増加する窪地
温暖化の影響で永久凍土が融解
温室効果ガスのメタンが放出される
「熱い」北極と南極
アメリカがグリーンランドの買収を検討する理由
資源開発に注目が集まる
北極海路をめぐる熱い闘い
「南極は誰のものか」の再燃
地球温暖化対策をどうするか
パリ協定とは何か
したたかなEU戦略
グリーンリカバリーという手法
SNSがあぶり出したマイクロプラスチック問題
レジ袋を飲み込んだウミガメの映像
レジ袋だけではなく洗顔フォームにも?
なぜ今、「代替肉」がブームなのか
食料加工技術の進歩
なぜ牛が厄介者なのか
「代替肉」の陰にアメリカの思惑
「持続可能な国」の実践
コスタリカの先進的な取り組み
エコツーリズムの推進が産んだIT化
第2章 人権を守るとはどういうことか
日本はどこまで女性の地位が低いのか
儒教的価値観を壊せるか
女性が管理職の影響
女性進出の進んでいるルワンダ
「最貧国」から卒業するバングラデシュの光と影
なぜ急速な経済成長を遂げるようになったのか
外資系企業が進出することによる良い影響と悪い影響
外貨獲得で発展してきた
安全な水を手に入れる難しさ
バングラデシュのヒ素汚染
日本の技術に可能性が
日本を時代遅れにしたインドの「アーダール」とケニアの「M-pesa」
日本ではなぜデジタル化が進まないのか
発展途上国にしかない需要が技術を発達させる
スピード感に欠ける日本
教育機会の拡大
何が「フェア」なトレードなのか
植民地化の「負の遺産」が今も残っている!?
価格安定・維持のために始まった
先進国の上から目線をやめる
なぜ中央・南アメリカは所得格差が大きいのか
民族紛争の根底にあるもの
第3章 経済成長は世界に平和をもたらすのか?
中東産油国は豊かなのか
潤沢な資金で砂漠に畑を
「化石」は必ず枯渇する
お金だけでは買えない水と健康
コンフリクトミネラルズが助長する紛争
コンゴの政情不安がもたらすもの
紛争鉱物が使われていないか情報開示を義務化
サハラに緑と富を
かつては緑が広がっていたサハラ
人口爆発が悪循環をもたらす
大植林政策が人々の生活を変える
シェールはアメリカに何をもたらしたのか
「第1次シェール革命」から「第2次シェール革命」へ
中東情勢の変化、そしてベネズエラにも影響が
脱化石燃料化が加速
日本にトウモロコシを押しつける
誤解されてきた日本の「コンパクトシティ」
少子高齢化と財政難
消滅可能性都市から持続可能な都市の実現へ向けて
電気自動車は善か悪か
環境に良ければいいのか
地球のために人が犠牲になる!?
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

タルシル📖ヨムノスキー

22
コロナの流行前くらいから目に耳にするようになった「SDGs(Sustainable Development Goals)。日本語では「持続可能な開発目標」と訳すそうな。でもこの言葉が指す意味をみんな正しく理解しているんだろうか?私はといえば、お恥ずかしながら「ゴミの分別」とか「フードロスを減らす」くらいしかパッとは浮かばなくて…。この本は世界各国が今どんな問題を抱えていて、その問題にどう向き合っているかについてSDGsという視点から解説する。日本は先進国だと思っていたのに、それがそうでもないという事実。2024/02/23

みつ

21
SDGs、すなわち「持続可能な開発目標」17項目の紹介から始まり、環境や経済、ジェンダー平等など各国の具体的な取組みと課題を追っていく。地球温暖化で北極海回りの航海が可能になる反面シベリアの永久凍土が溶けさらに温暖化が加速するなど、光と影の両面に焦点を当てる。急速な経済発展が大気汚染につながるインド、バングラデシュで井戸の普及が別の汚染が広まるようになった皮肉(p104)など知らなかったことも多い。いずれも地球規模の問題であり各国の思惑が絡む。目標年次は2030年。あと6年で世界はどこまで変われるか。 2024/02/10

むつこ

20
始めは地理からみるSDGsも面白いなと思ったけれど、どんどんややこしくなっていった。興味をもてるような言い回しであっても、やっぱり難しいなぁ・・・2022/12/22

kurupira

8
SDGS切り口かと言うとそこまでではないが、地理学的なデータから世界情勢の実情を知ると言う意味では良本でした。私的にはアメリカのシュール革命で中東からの依存度が下がるどころかかなり輸出が増えているデータを示され、これによりEU諸国がロシアからの天然ガス依存度が下がり、ウクライナ情勢にもつながる事が目から鱗でした。2023/09/21

7
感激してしまった。教養なんてない、心理学に落ちこぼれたオッサンの意見として聞いてほしいけど、正直なところ、これより面白い本はリチャード・マクリーンの「統合失調症ぼくの手記」だけかもしれない。統合失調症に罹り苦痛に苛まれながら、図書館で手にした本とまさに同じ図書館で、最高に美しい、今の自分に刺さりまくる本に出逢った。ちなみにその図書館では萩原朔太郎の「悲しい月夜」も読んだ。まさか、朔太郎が抜かれてしまうなんて!衝撃が強すぎて感想になってないが、SDGsに疎いなら、年齢を問わずむしろ若くなくても読んでほしい2024/06/14

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