内容説明
丸ごと1冊黒澤映画！ 30本の世界文化遺産！――寡作の巨匠の全生涯と全作品を、黒澤明研究の第一人者が読み解く。決定版鑑賞ガイド。
●珠玉の黒澤明監督作品
『姿三四郎』『一番美しく』
『続姿三四郎』
『虎の尾を踏む男達』
『わが青春に悔いなし』
『酔いどれ天使』
『静かなる決闘』『野良犬』
『醜聞（スキャンダル）』『羅生門』
『白痴』『生きる』『七人の侍』
『生きものの記録』
『蜘蛛巣城』『どん底』
『隠し砦の三悪人』
『悪い奴ほどよく眠る』
『用心棒』『椿三十郎』
『天国と地獄』『赤ひげ』
『どですかでん』
『デルス・ウザーラ』
『影武者』『乱』『夢』
『八月の狂詩曲（ラプソディ）』
『まあだだよ』
目次
『姿三四郎』『一番美しく』
『続姿三四郎』
『虎の尾を踏む男達』
『わが青春に悔いなし』
『素晴らしき日曜日』
『酔いどれ天使』
『静かなる決闘』『野良犬』
『醜聞スキャンダル』『羅生門』
『白痴』『生きる』『七人の侍』
『生きものの記録』
『蜘蛛巣城』『どん底』
『隠し砦の三悪人』
『悪い奴ほどよく眠る』
『用心棒』『椿三十郎』
『天国と地獄』『赤ひげ』
『どですかでん』
『デルス・ウザーラ』
『影武者』『乱』『夢』
『八月の狂詩曲ラプソディ』
『まあだだよ』
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mizzan72
5
普段から僕は「小津派」「成瀬派」で押し通している。密かに大好きな黒澤作品を、表立って好きと言えないのは、そのエンターテイメント性、言い換えると「分かりやすい面白さ」への気恥ずかしさからだと思う。本心を、自分に対しても偽っている訳だ。本書の資料に目を通し、指折り数えると、三十作中なんと半分は観ていない。……すみません。僕もいい歳になったので、これからはもっと素直な人間になります。黒澤映画、大好きです。2016/10/23
みか
0
黒澤映画を何作か観た後に読むと、作品理解に役立つでしょう。作品ひとつひとつに詳しい脚本の説明があり、それが作品中でどのように演出されているかが述べられています。また、作品が観衆からどのように受け入れられたかについても言及しており、特に海外でどのような評価を受けたかのエピソードは、興味深かったです。2008/07/14
