内容説明
刊行後50年たってもなお世界中で読み継がれている『ファインマン物理学』.その教え方やヒント,未収録講義や本ができるまでの裏話を満載した初版.そこに新たにファインマン本人ほか,実際の名講義に関わったレイトン,ヴォクトへのインタビューを加えて増補版として刊行.各人各様の本音とためいきが語られ,驚きと笑いの連続である.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
目次
第2版への序
はじめに
序
1 これだけは知ってほしい――物理の苦手な学生のための補講A
2 法則と直観――物理が苦手な学生のための補講B
3 さまざまな問題とその解――物理が苦手な学生のための補講C
4 力学的効果とその応用――物理が苦手な学生のための補講D
5 演習問題
[付録]
.『ファインマン物理学』はいかにして生まれたか(マシュー・サンズ)
.ファインマンへのインタビュー
.レイトンへのインタビュー
.ヴォクトへのインタビュー
演習問題解答
索引
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすお
8
カルテク(カリフォルニア工科大学)でのファインマンの講義録。力学の入門編であり、レベルとしては高校物理くらいかなというところ。だからといって誰でも読めるわけではなく、微分とはそりが合わない人にとっては「さっぱり分からん」という感想しか持てないだろう。「物理ってこんな考え方で問題解決するんだ」とファインマンの語りを楽しむのがいいかもしれない。読んだ後に何かすごいことが分かったような気になる。演習問題が付いているが、理系の学生なら挑戦するのもいい。私は解いてない(解けない)。2025/01/23
roughfractus02
7
物理学が苦手な学生に、著者は、数百万とある方程式を丸暗記するのではなく、今知っている事柄で「別の何かを導き出す」方法を作ることの重要性を説く。ブラウン運動やシュレーディンガー方程式の「別解」として経路積分を生み出した著者は、物理学的知識に自分の知識と独自のアプローチで対処することを「3点推量法」と呼び、既知から未知に踏み出す自身のルール作りを提示する(ベクトルを「方向をもったスピード」と解釈するように)。もちろん、それはニュートン『プリンピキア』を読破したという著者の古典力学への深い造詣に支えられている。2018/11/16
hsg
4
冒頭の,カルテクで落ちこぼれる学生に向けた言葉は,自分と共通する部分も多かった.ごく自明なことではあるが,単なる公式としてではなく,諸現象の背景や相互関係を頭に入れることが,新たな発見には不可欠であること,またバビロニアの代数の例を引き,物理の理解に際しては納得がいくまで,量をこなす他ないという部分は肝に銘じたい.もっと早く出会っていればいろんな考え方が変わったかもしれないと思う一冊.大学で物理を勉強し始めたが,理解が追いつかず脱落しかけている人にお勧めしたい.2018/12/13
ヨッシー
2
ノーベル物理学賞のファインマンさんの講義内容をまとめたもので、物理が少しでも分かればなと思い読んでみました。結果は、撃沈....。これでも、相当わかりやすく解説してあるんだろうなあ。物理はやはり手強い。2015/11/21
Edd
0
高校レベルで容易2015/06/30
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