光文社新書<br> 日本のピアニスト~その軌跡と現在地~

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光文社新書
日本のピアニスト~その軌跡と現在地~

  • 著者名:本間ひろむ
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 光文社(2022/10発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334046323

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内容説明

世界中で愛されるピアノという楽器。日本には、いつ、どのように伝わったのか。日本で初めてピアノが製造されたのはいつか。中村紘子、内田光子、フジコ・ヘミングから舘野泉、小山実稚恵、辻井伸行、上原彩子、藤田真央、牛田智大、角野隼斗、反田恭平、小林愛実まで――。わが国のピアニストたちが歩んできた軌跡を辿りながら、今日、私たちが目にしている「日本の新しいピアニスト像」までを射程に入れて考察。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

111
日本のピアノ製造、ピアノ教育、ピアニストの歴史が概観されるが、内容に深みはなく、中村紘子先生・青柳いづみこ先生の著作や、井上さつき「ピアノの近代史」、高坂はる香「キンノヒマワリ」、中丸美繪「鍵盤の天皇」などの名著とは雲泥の差。ピアニスト紹介も、どのコンクールに入賞とか、どのレーベルでCD発売とかばかりで、音楽の中身より外形的なストーリーが重要というこの著者のいつものパターン。尤もそのお陰で、バックハウス氏は来日公演でヤマハを弾いたとか、CAMIがコロナ禍で倒産したなどの小ネタ情報を得たのは収穫だけれど…。2023/01/14

きみたけ

63
著者はクラシック音楽評論や映画評論が専門の本間ひろむ氏。ピアノは日本にいつどのように伝わったのか、日本で初めてピアノが製造されたのはいつか、中村紘子など日本のピアニストたちが歩んできた軌跡をたどりながら「日本の新しいピアニスト像」をも考察した一冊。ヤマハや河合などの楽器製造企業の成り立ちの話に興味が湧きました。また腕のあるピアニストの出身地が名古屋に多いそうで、フィギュアスケーターもしかり、名古屋にはそういう素地があるのかもしれません。2023/12/24

サケ太

23
面白かった。日本におけるピアノ、そしてピアニストの軌跡を追いつつ、日本のピアノ、クラシックを築き上げてきた様々な人物らを描く。日本のピアニスト・ディスコグラフィ30が個人的には興味深い。2022/11/13

れゆにさ

10
遥か昔、義務教育の頃にリコーダーくらいしか、楽器には触れなかったわたしが、気まぐれで読んだ新書。たくさんの名前が挙がるけど、知ってる人はわずかだし、ピアノ演奏も全く聴いたことがない。だけどそういう世界の話だから俄然興味が沸く。何なら、キーボード買って弾く練習を始めたいくらい(笑)正月に久しぶりに会った姪っ子もずいぶんピアノが上達したと、聞いた直後なので、なおさらでした。まずはピアノ音楽のCDを聴くところから始めるか。あとジャスだから、なのか高木里代子さんに少しも触れられてない点だけが個人的にがっかり。2023/01/09

ろべると

9
日本のピアニストの軌跡を最近の反田・小林のショパンコンクール入賞に至るまで網羅している。とりわけ興味深かったのは、山葉寅楠がたまたま浜松に滞在していた時にオルガンの修理を依頼されたところから今のヤマハが始まったという経緯である。また岩倉使節団に同行した津田梅子らがアメリカでピアノ教育を受けたことに始まるピアニストの系譜も興味深い。その後音大ができ、上野(芸大)と調布(桐朋)を中心に教え子が輩出する中、最近では独立系?やYouTuber?、そして実業家?など、多彩な個性が活躍しており今後が楽しみである。2022/12/12

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