光文社新書<br> アメリカの教会~「キリスト教国家」の歴史と本質~

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光文社新書
アメリカの教会~「キリスト教国家」の歴史と本質~

  • 著者名:橋爪大三郎
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 光文社(2022/10発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334046316

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内容説明

多宗派、分裂、統合、栄枯盛衰…結局、アメリカって、どんな国!? 「福音派って何だろう。日本にそんなものは存在しない。宗教『右派』って何だろう。宗教に『右派』があるというのがわからない。…よってトランプ大統領がなぜ登場したのかわからない。要するにアメリカがわからないということだ。そこでこの本を書くことにした」(「はじめに」より)。植民地時代から現在を丁寧に辿り、解きほぐす。社会学の泰斗による決定版!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

104
本書は「ケンブリッジ版・アメリカの宗教の歴史」(全三巻)の翻訳が中心。橋爪先生も「私はちゃっかり要約して一冊にまとめたわけだ」とあとがきで白状。主観を排した教科書的な内容だが、アメリカの教会に関する歴史的・地理的な事実関係を知る百科事典として貴重な資料ではある。国と公定教会との関係が明確な欧州諸国と違って、教会同士が自由競争を行うアメリカだからこそ、多様な教派が互いに切磋琢磨する状況が生まれたのだとわかる。今、史上二人目のカトリックの大統領が誕生したが、私には、その人が人工妊娠中絶を容認するのが不思議…。2022/12/28

榊原 香織

71
アメリカを理解するにはキリスト教知識が必要 でもちょっと読みずらかった。 参考文献を抜き書きして翻訳、羅列してるので。 歴史、宗派も複雑だし。でも流れはわかった。キリスト教系新宗教、カルトにも触れている2023/01/13

ネギっ子gen

51
【教会がアメリカをつくった】『教養としての聖書』などの著書で知られる社会学者が、アメリカのキリスト教と教会について解説した新書。巻末に参考文献。写真多数。コラムで「さまざまな教会・宗派」を紹介。『ケンブリッジ版・アメリカの宗教の歴史』(全3巻)に依拠。<日本人のアメリカ理解は、えてして表面的である。アメリカにそれなりに詳しいひとでも、似たようなものだ。なぜか。それはアメリカの教会を、すっ飛ばしているからである。日本人は、キリスト教の理解が足りない。アメリカの教会の歴史をわかっている人は、なお少ない>と。⇒2024/03/22

軍縮地球市民shinshin

13
著者は小室直樹に師事した社会学者なのだが、師匠と違ってサヨクなので今まで著作を読んだことはなかった。テーマが面白そうなので発売時に買っていて、積ん読になっていたのを今回読んでみた。アメリカで出版された『アメリカの宗教の歴史』全3巻を中心として要約したもの。文章は師匠の小室を意識したのかやたらと改行ばかりしているのが印象的だが、小室ほどインパクトのある文章ではない。橋爪の社会学の専門はなんだか知らないのだが、本の要約なのでどうもわかりにくいところが多々あった。ただまとめると、アメリカはキリスト教の国だが独立2024/03/23

sawa

7
★★★★☆ アメリカのキリスト教の様々な宗派の歴史を入植時代から、テレビ伝導師まで、時代を追って解説する本です。 これまでルーツによってカトリックとプロテスタントに分かれてて、変わった宗派もいくつかあるようだという位の浅い認識だったので、目から鱗がボロボロでした。 まず歴史の話として面白い。イギリスからの入植者には英国国教会の信者も多かったのになぜ衰退したか、アフリカから連れて来られた黒人達がなぜキリスト教信者になったかなど。(コメントへ続く)2023/01/07

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