内容説明
SNS流行りのいま、たとえば、その代表ともいえるLINEには「地獄」がはびこっている。とくに女性たちのあいだでは、さまざまな地獄が大盛況である。
「こっちの都合を理解しないママ友からの無限のお誘い地獄」「友達ノリで、カジュアルに商品を勧められてしまう地獄」「『それ、今なの?』という話題をぶっこまれる地獄」
「やりとりを終わりたいのに、延々と終わらない地獄」「自分が返信するとトークがピタリと止まる地獄」「悪気ゼロの既読スルーでいちいち詰められる地獄」「その気はないのに「間接自慢」と受け取られがち地獄」「めんどうな話になると気配が消えるサイレント地獄」など、笑える地獄から、そこそこ深刻な地獄まで、ネット上は大変なことになっているのである。
たしかに、ケータイやパソコン画面に浮かぶ言葉は“誤解されやすく”見えたり、読めたりする。ちょっとした語尾でカチンときたり、ささいな言い回しで「自分は嫌われているのでは」と疑心暗鬼になったりもする。口頭とはちがうこれらの言語の文章は、どうしたら「スルーされず、嫌われず、振り回されず、悩まず」にすむのか。その究極の文章作法を、大人研究家コラムニスト、石原壮一郎氏が伝授する。LINE、フェイスブック、ツイッターなどネット上での「ささやかだけど、実は深~い“こじらせ”」に陥らないための文章の書き方、受け方、考え方を展開する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
G-dark
13
ポエムみたいなメッセージを一方的に送ってきて、どうにか返事をひねり出して返信しても、その返信内容はほぼスルーし、新たなポエムを送ってくる人。グループLINEで、揉めそうな話の流れがうまくおさまりかけたのに、わざわざ消えかけた火に油を注ぐ人。商品購入をしつこく持ちかけてきて、角が立たないようにやんわり且つ何度も断っているのに、なおも食い下がってくる人。といった、SNSをやっていると遭遇しがちな人とその対処法が載っている本。どのシチュエーションの対処法にも共通するのは、自分自身がスルースキルを身につけること。2019/08/07
Prince of Scotch
7
「オトナ女子」に限らず、SNSを快適に使いこなしてゆく為の対策本として、本書は万人に有効なのではないだろうか? LINEやフェイスブック、ツイッターなどで起こりやすい問題を35個のケースに分類し、対処方法を提示している。自身、SNSを日常的に利用しているものとして、著者のいう「地獄」は他人事でなく、その渦中に引きずり込まれることも十分考えられる。そんな事態に陥らないために、相手との間合いをどう取るか、SNSには「目測力」が求められるのではと感じた次第だ。巻末コラムに出てくる「クソリプオヤジ」、(続) 2018/02/14
ヨハネス
7
図書館新着本。LINE、フェイスブック、ツイッターで地獄に落ちた例文とアドバイスでした。LINEのグループはやってないのですが、皆さん大変そうですね。あたしがハマっている読書メーターとインスタグラムの例がないので他人事として斜め読みしていたけど、LINEの一例「長文を送っているのに返信が短すぎる地獄」には胸がざわつきました。無駄な長文を読まされているほうが地獄というアドバイス。インスタグラムなど写真でなく文章のほうに命かけてるし、普通のメールでも読書メーターでも長文になってしまうのは反省しております。2017/10/07
バームクーヘン
5
さくさくと読了。顔の見えないSNSでの繋がりは危険が一杯だと改めて納得。ある程度の鈍感力が必要なのも理解できました。嵌まりすぎない様に程よい距離感も大事ですね。SNSを賢く使いながら生活を楽しみたいと思いました。2018/02/05
mintjam_
5
SNS困ったあるあるへの指南書。事例がけっこう生々しいですね。現実の会話でも参考になるよ。2017/12/23
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