内容説明
いつも何かに急かされている気がして、ストレスを感じる。
思い切り休みたいけど、のんびりすることに罪悪感がある……。
とかく効率化を重視するのが現代社会。
時にそんな気持ちになったとしても、無理はありません。
しかし、仏教は、心をおだやかにしたいのなら、なるべく「苦」からは脱したほうがいいとします。
お釈迦さまからの「肩の力を抜いて、ホッと一息つけるヒント」を、本書から探してみませんか。
・あなたを急かしているのは「他人」より「自分自身」かも?
・「急かす人」「自分のペースを乱す人」……ちょっと困ったへの対処法
・ほどほどが一番うまくいく、と仏さまも言っています
・「迷惑をかけ合う」って案外、大事です
・「なるようになる、心配するな!」――
一休さんの遺言に込められた、深~い意味 ……etc.
「そんな急がなくてもいいんじゃない?」という
“心の余裕”が生まれる本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆ツイテル☆
3
フライヤー2023/01/15
白としろ
2
目の前のことを精一杯やることはとても大切です。しかし、そのすぐそばで少し開きかかっている「積み重ねの十年後」の扉にも目を向けたいものです。 「あなたのやっていることは中途半端だ」とひはんされたら、「水墨画の美しさは余白の美しさです。西洋絵画のように徹底的に色でキャンバスを埋めるのがいいのか、私ははなはだ疑問に思うのです」と答えてやり過ごす。 熱を帯びたようにいつも急いだり、頑張ったりしている人は、そうしない人になかなか共感できずに、ピリピリします。 他人のミスに寛容な人は、輝いている。2024/03/04
白としろ
1
自分の不幸を誰かのせいにしている人は、そのだれかを許さない。許すと自分の不幸を説明できなくなるからだ。できそうなことよりも、一生懸命になれることをすればいいと思う。水墨画の美しさは余白の美しさです、西洋絵画のように徹底的に色でキャンバスを埋めるのがいいのか、私ははなはだ疑問に思うのです。急ぐあまりに「楽しむこと」を忘れたら、意味がない。何かを失敗しても、あまり自分を責めなくていいですよ、必要な時に他人が責めてくれます。理解するけど同意しない、という接し方があってもいい。2023/04/07
かきょん
0
仏教にまつわる話も多い。不動、て「決める」ことなのか。20代はやってしまった後悔を、50代からはやらなかった後悔をするらしい。なるほど。過去は変えられない。自分で決めた選択肢なので、それを信じてやってみよう。でも無理はしない。今回はやらない、と決めることも大事。全体的に優しく諭してくれるので、読みやすい。2023/02/14